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大人の学習と外発的動機づけ

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Cocoです。

学習のモチベーションを保つには、内発的動機づけと外発的動機づけという2つの方法があります。今回はその話をしたいと思います。

今回も駄文なので目次なしです。

 

「内発的動機づけ」「外発的動機づけ」というのは、心理学でちょこちょこ目にする用語です。教育関係者ならだいたい教育学部の学習心理あたりの科目でちょろっとかじっているのでご存知かもしれませんが、心理学をかじったことない人にとってはあまり聞き慣れない言葉なので、めちゃくちゃ簡単に説明します。

 

まずは「内発的動機づけ」。これは自分自身の心の底から沸き起こる興味や関心に突き動かされて行動することです。私は心理学者ではないので、この例えが正しいかどうか、いまいち確信が持てませんが、いわゆる何かにハマって、どうしてもそれをもっともっと深く知りたい、もっと得意になりたい、という状態のことです。この状態が学習で起こると、正直怖いものなしです。一度ハマったものに関しては、なかなか興味が薄れてしまうことはありませんし、下手したら四六時中そのことばっかり考えています。それをもっと深く知るために、自分であれこれ検索するなり本を読むなり実際にどんどん行動を起こし(たとえそれが非効率であっても)、どんなに大変でも、本人はそれが「非常に面白い」と感じるので、大変さや苦労はあまり感じません。この、心の底から沸き起こる、きわめて強い興味関心や意欲。これが内発的動機づけです。

 

ただ、これって自分が望んで起こすことってめちゃくちゃ難しいです。私もいまだにこれはできません。無理です。おそらく何か「きっかけ」があり、そのきっかけというのは例えば博物館に行って何かを見た、だとか、本でちょろっと読んだ、だとか、あるいは実際にそのモノに出会った、だとかそういうものだとは思いますが、そういう「とても小さなきっかけ」から起こることが多いような気がします。ただ、その出会いは偶然の産物で、自分が望んで起こそうとしてもできない気がしています。

 

もしこの内発的動機づけが勉強・学習で起こっているとき、学習者は指導者があれこれ指図しなくても自分からどんどん学びます。こうなるともうほんとすごくて、子供なんかだと小学生でも場合によっては大学レベルの知識まで普通に手に入れることができます。

 

 

対して、「外発的動機づけ」は、いわゆる賞罰によって、つまり自分の「外」からの影響を受けて行動することです。例えば、テストで60点以下だったらスマホ没収、みたいな、いわゆる「罰」として与えられることもあれば、英検に合格したらお小遣いアップしてあげる、みたいな「褒賞」として与えられることもあります。この、賞罰を利用して人に勉強をさせる、という方法は、わりと多くの保護者さんが子供に対して行っていると思います。営業職の仕事で1件成約するごとに3000円が給料にプラスされる、みたいに、仕事でも使われることがありますね。馬の目の前にニンジンをぶらさげて走らせる、みたいなものです。

 

この外発的動機づけ、人に何かをさせる場合には非常に楽なのですが、欠点もあります。学習者はこの賞罰システムに次第に慣れてしまって、月日が経過するにともない、褒賞の金額をあげてやるとか、あるいは罰を厳しくしていくとかしないとうまく機能しなくなります。また、学習者自身が望んで勉強する、というよりは、外からの圧力に負けて勉強する、という側面もあるので、やり方を一歩間違えると学習者は「(外野がうるさいから)ただやらされているだけ」「正直死ぬほどやりたくないんだけど、イヤイヤやっている」と感じることがしばしばあります。

 

ただ、この外発的動機づけ、個人的には必ずしも悪いものだとは思いません。私のような大人の学習者は、この外発的動機づけを自分自身に対してうまく使えば、学習に対するモチベーションを保ち続けることができるからです。例えば、5kg減量したらお気に入りのブランドの服を買う、とか、TOEICのテストを受けたら、以前から行ってみたいと思っていたカフェでのんびり過ごす、とか。誰かから褒められるために何かを頑張る、というのもアリかもしれませんが、「誰かから褒められる」に関しては自分でコントロールできない事象(その人が褒めるかどうかはその人が決めることなので)なのであまり向いていないかもしれません。まあとにかく、何かしらの結果を出したらご褒美を出す。あるいは、結果を出せなかったら罰を下す。それが外発的動機づけです。

 

大人の学習者、特に長期間の学習が必要になる語学なんかの学習をされている方には、この外発的動機づけによってモチベーションを保つというのは、ある意味で優れた方法だと思います。先に述べたように、もちろん内発的動機づけによって学習を維持できるならそれに越したことはありませんが、それは正直めちゃくちゃ難しいし、自分のことでありながら、自分でコントロールするのが困難だからです。でも外発的動機づけ、とくに「褒賞」を上手に使えば、長期間の学習でもモチベーションをある程度保ちながら長く続けることができます。

 

 

私はこの「外発的動機づけ」を使って学習していますが、ひとつ方法をご紹介します。

 

私の場合、根っからの飽き性で、英語学習を4年も続けているのが本当に奇跡的です。正直自分でもこんなに続くとは思わず、びっくりしています。

 

何をしているかというと、まず始めにやるのが、学習目標のハードルを下げることです。英語学習をしたいと考えていらっしゃる方の中には「映画を字幕無しで、英語音声のまま見たい」とおっしゃる方がかなり多いのですが、正直それを実現させるためには、約1万時間の英語学習が必要です。1万時間となると途方も無い量で、毎日3時間の英語学習を10年続けてようやく到達するかどうかです。こうした「高いハードル」を自分に課してしまうと、あっという間に心が折れます。もちろん最終目標はびっくりするほど高いハードルでも良いのですが、その高いハードルを超えるために、階段状の小さな目標をたくさん作って、階段を1段1段上がっていくようにします。この「小さな目標をたくさん作る」段階で、外発的動機づけを使います。

 

私がよく使っているのは、シールです。子供じみていると思われるかもしれませんが、シールの利用は意外と効果があるんです。なぜなら、人には収集癖があるから。ほら、子供の頃、意味もなくビックリマンシールを集めたり、牛乳瓶のフタを集めたり、後先考えずに公園でドングリをたくさん集めて持って帰り、親に怒られたり、きれいな色の文房具をお小遣いの範囲でちまちま購入しては並べて満足してみたりしませんでしたか?大人でもあるんじゃないかなと思います。使いもしないのにカラフルなアイシャドウやマニキュアを集め、並べて満足してみたり、フィギュアをたくさん集めたり。私にはこれがなぜだかわかりませんが、人は収集癖を持っています。その度合いが強いか弱いかの程度の差はあるでしょうが。

 

で、シールを使うのですが、例えば「勉強を毎日継続する」という小さなハードルを設定するとします。勉強したら手帳やカレンダーなど、普段毎日見るものに、シールを1枚貼っていくだけです。そうすると、シールが溜まっていくにつれて、気分が乗らない日でも「ここでシールを貼らない日を作るともったいない」という気持ちになり、5分だけでもどうにか勉強してシールを貼ろうとします。なぜ「もったいない」と思うのかは自分でもよくわかりませんが、なんとなく空白ができるのがイヤなんでしょうね。収集癖のなせるわざです。手帳なんかにシールを貼った場合は、視覚で頑張りを振り返ることができるのでさらに効果的かもしれません。私なんかはひとりで手帳をみながら「おおー、こんなに頑張ったんだ、私えらいなぁ」とニヤニヤする気持ち悪い時間を捻出しています。

 

いま私は英検1級対策を進めていますが、英検対策でもシールを活用しています。問題を解いて答え合わせをし、ちゃんと根拠をもって解答できた問題にはシールを1枚貼っています。シールは「やったね!」とか「ごうかく」とか書かれた子供向け(おそらく幼稚園児~小学校低学年向け)のものを使っています。これを、英検の問題を解いて、丸付けをして、解答の根拠が正しければ「もうこの問題は卒業だ」という気持ちを込めて1枚貼るだけです。そうすると、やっぱり収集癖がざわざわしてきて、どうしても全部の問題にシール貼りたくなるんですよね。だからその衝動に突き動かされるように勉強してます。また、「やったね!」とか「ごうかく」とか書かれたシールをなぜ選んだかと言うと、ひとりで勉強していると誰も褒めてくれなくてちょっとさみしいからです。人から褒めてもらうことを目的としてしまうと、人が褒めてくれるかどうかはその人の問題であって自分でコントロールできないので、自分が頑張ったのにその人が褒めてくれなかったら、その時点でモチベーションは一気に下がってしまいます。その点、シールは私を絶対に裏切りませんし、期待はずれの行動を起こすこともありません。例によって「すごい」「カンペキじゃん」「ごほうびあげるね」などと書かれたシールを英検勉強用のノートに貼っては、ひとりでニヤニヤしている不審者になっていますが。でもこれで自分の学習意欲、モチベーションが保てるなら文字通り・比喩的にを問わず非常に安いもんです。

 

 

設定した小さな階段たちのうちで、そこそこ大きいイベントが起こることがあります。例えば英検に合格した、とか、TOEICで600取れた、とか。そういう自分にとってそこそこ大きいイベントで結果を出せたときには、100円ショップの安いシールではなく、ちゃんと自分にご褒美をあげてもいいと思います。私だったら誰かと焼き肉食べ放題に行くか、お寿司を食べたいです(管理栄養士から痩せろと言われていますが)。そうやって普段は「小さなご褒美」を、なにか少し大きなイベントで結果を出せたときには「少し大きなご褒美」を自分に与えてあげることで、ずっと学習のモチベーション維持をしやすくなります。

 

人によってモチベーションの保ち方っていろいろあると思います。私の場合は「シールの利用」が安価で手頃で一番取り組みやすい方法でした。スマホで管理するほうが楽なのであれば、学習管理アプリなどを利用するのもひとつだと思います(私は元から面倒くさがりなのでスマホで学習記録なんかつけられないタイプですので使っていませんが)。いずれにせよ、大人の学習に関しては、「自分のために」上手に外発的動機づけを使ってあげることができます。そしてこれをうまく使うことができれば、モチベーションの維持もわりと容易になるのではないかと思っています。

 

 

 

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