Cocoです!
この記事では、英検準1級の二次試験対策でCocoが取り組んだことについて書いていきます。
二次試験対策は3ヶ月前から開始
私は、いわゆる「机の上でのお勉強」は得意なのですが、技能系はとても苦手です。
これは昔からで、運動とかピアノとか、とにかく技術が必要なものに関しては人と比較すると習得が非常に遅い、というのが大きな欠点です。
でもそれはもう仕方ないことです。
自分でも技術の習得は非常に遅いとわかっているので、だからこそ、二次試験の対策は3ヶ月前から始めました。
何をしていたかというと、オンライン英会話です。
オンライン英会話を利用
英検準1級の二次試験対策はオンライン英会話を利用しました。
オンライン英会話では二次試験の模擬試験を繰り返し行うことができます。
ナレーションやQ&Aに関しても、オンライン英会話で練習させてもらいました。
講師は「ここをこうすると良い」などのアドバイスをたくさんくれるので、少しずつアドバイスされたところを改善していくようにしました。
利用したオンライン英会話は以下のとおりです。
(1)スパトレ
スパトレには、英検スピーキング対策トレーニングが用意されています。
市販の書籍(【CD+DVD付】14日でできる! 英検準1級 二次試験・面接 完全予想問題 (旺文社英検書))を使って、実際に約8分ほどで模擬面接を行い、その後はトレーナーから講評やアドバイス、評価点などをもらえます。
この書籍は14回分の模擬試験が掲載されています。
同じ単元を何度も繰り返して練習しながら、どんな質問が飛んできてもある程度の量と質を維持したまま答えられるように練習を繰り返しました。
テーマによっては自分が苦手なものがあります。
そういう苦手なテーマは何度も何度も同じ練習を重ねました。
比較的答えやすいテーマのところはさらっと流して終了にしています。
スパトレは毎日25分のトレーニングを1回受けられて、月3,278円(税込み)という破格の安さです。
料金も他のオンライン英会話を比較すると格段に安いので、英検を受けると決めた日から少しずつ対策をしていくと、英検の二次試験を前にして焦ることがなくなります。何度も何度も練習を繰り返すことができますので。
結局スパトレでは、この二次試験向けの本を使った対策を58回やりました。
(2)kiminiオンライン英会話
英検準1級の一次試験に合格したことがわかってから、kiminiオンライン英会話も追加して受けるようにしました。
kiminiオンライン英会話は学研が主催するオンライン英会話で、フィリピン人の優しい先生方がたくさんいます。
どちらかというと初心者向けのオンライン英会話ですが、英検スピーキング対策のレッスンがあるので利用しました。
ここでは、英検のスピーキング対策専用の教材が用意されています。
レッスン序盤は英検の面接と同様に、級の確認→氏名の確認→スモールトーク→試験開始、のような順序で行われますので、まさに英検の面接の緊張感をもったままレッスンを受けることができます。(模擬試験問題は、当然ですがレッスン開始まで非公開になっています)
kiminiオンライン英会話は、10日間の無料体験があります。
英検の一次に合格してから二次の面接までは約2週間ありますので、私はその間に無料体験を利用して英検対策をしていました。
予習ができない状態でぶっつけ本番でナレーションとQ&Aをこなさなければならないので、度胸がつきますよ。
(3)個人契約
一次試験の合格がわかってからは、個人契約の先生にも二次試験対策をお願いしていました。
個人契約の先生は、こんな感じで私が発言したことをすべて打ってSkypeで送ってくれます 。
送ってくれたものを見ながら、まずは文法上の誤り部分を見つけて訂正し、私が言えなかったり迷った部分がどこかを確認します。
そのあと、先生から表現の訂正をもらい、さらに先生が模範のナレーションとか回答例を見せてくれます。
さらに、一緒に本の模範解答例を見ながら、私や先生のナレーションや回答と同じ部分、異なる部分を探し、よりよいナレーションや回答にしていく、という作業をします。
容赦なくキツいこと言われるので半泣きになることもしばしばですが、その分きっちり力がつくので信頼しています。
(4)Cambly
Camblyは週3回、1回30分のレッスンですが、普段はネイティブスピーカーとは話さないので、ネイティブの様々なアクセントに慣れるという意味では良かったです。
私の場合、アメリカやカナダの人の英語は聞き取れますが、オーストラリアやイギリスは聞き取りづらく感じます。
英検準1級ではネイティブと面接をする可能性が高いのですが、面接官がどんなアクセントの英語を話すかわからないため、様々な国の講師と話すことでアクセントに慣れる練習をしていました。
1日あたりの練習量
実は、1日あたりの練習量はそこまで多くはありませんでした。
(1)練習開始~一次試験合格まで
対策はスパトレのみ。週3~5日程度、1回25分で行っていました。
自分の基準で「このくらい話せれば大丈夫かな」と思えるまで同じ単元を繰り返し使っていました。
なお、模範解答丸暗記は好きではないので一切やらず、必ず自分の言葉で言いたいことを表現していたので、あるトレーナーからは「もうちょっと真面目に予習しなさい」と言われました。(英検スピーキングは予習不要と書かれている教材なのですが)
(2)一次試験合格後
一次試験合格後はkiminiと個人契約も加えて対策をしていたので、毎日2時間の練習量でした。
スパトレ、kimini、個人契約でそれぞれ異なる問題を使っていたので、問題に触れる量も回数も格段に増やした形になります。
時間を気にせずとにかく喋り倒すことを念頭に置きながら取り組んでいたため、「14日でできる」に書かれている模範解答よりもかなり多く話す練習を繰り返しました。(スパトレでは内容がくどいと言われることもありましたが)
模範解答を暗記すべきかどうか
Cocoは模範解答の暗記は一切していません。
どうしても答えられない問題のみ、模範解答を参考にしたことはあります。
ただそれも理由の部分をどう述べればいいのかをちらっと見た程度で、あとはすべて自分で頭の中から英語をひねり出して即興で話す、という練習を繰り返しやっていました。
模範解答を覚えたところで、所詮過去問や予想問題です。
全く同じものが出ることはまずありません。(正直なところ)たいして面白くもない、興味もないナレーションやQ&Aの模範解答を丸暗記するくらいだったら、とにかく即興で意見・理由・具体例をどんどん述べていく練習をしたほうがよほど有意義であると考えました。
また、模範解答の文章は自分の文章ではないので、丸暗記がしづらかったのもあります。
私が普段使わない構文や語彙が使われている、なんてのが頻繁にあるので、覚えにくいんですよね。
そこを無理して覚えるというのも1つの手ですが、私はそれをする気になれなかった、というのもあります。
フィラーをわりと積極的に使う
Cocoは話すときにフィラーをやたら使います。
たまにスパトレのトレーナーからフィラー多すぎ!と叱られますが、私の中では「うるせぇほっとけ」と思っています。笑
もちろんフィラーはないに越したことはないのですが、フィラーを使ってある程度時間を稼ぎつつ、言いたいことを頭の中でまとめたり、言いたい語彙を探したりしています。
実際に英検の本番でも、How do I say it...とか、I mean...は使いました。
答えにくい問題の場合は、I've never thought about that, so it's tough for me to answer this question ..., but..., みたいにどうにか話して繋ぎながら言いたいことを考えて話します。
3~5秒ほど黙ってしまうと、面接官から「Finished?」と言われてしまうので、それを避けるためにフィラーを使って時間稼ぎしていました。
合格してから考えたこと
(1)スパトレのトレーニングが非常に良かった
スパトレの英検スピーキング対策がとても良かったと思いました。
スパトレのトレーニングでは(対応するトレーナーにもよりますが)英検スピーチ練習をしたあとに、英検と同様に素点38点満点でどのくらいの点数かを教えてくれます。
フィリピンの先生方は英検なんて知らないだろうし、英検の採点基準もわからないだろうと、あまりこの評価は気にしていなかったのですが…合格して素点をみてびっくり。
スパトレの先生たちが評価してくれていた点数とほぼ同じだったんですよ。
スパトレでスピーキング練習をしたときは、テーマにもよりますがだいたい27~33点くらいの幅で推移していました(一番低かったときで25点だったかなあ、忘れました)。
今回の英検の結果では、素点で31点でした。
(2)繰り返し練習を重ねてきたので普段通りのパフォーマンスを発揮できた
同じ問題集を何度も何度も繰り返したので、スパトレのトレーナーからは「またこれやるのぉ?」みたいに言われたこともありましたが(笑)、繰り返したおかげで、1分で4コママンガを見て2分でナレーションをする時間感覚はしっかり身につきました。
また、Q&Aに関しては似たような質問がわりと多いので、何度も繰り返したことで「この質問はこう返す」のような定形パターンを自分で作ることができました。
たとえば、Q1の「もしあなたがマンガの登場人物なら~」という質問の場合は、自分が抱えるであろう感情を述べ、次にその理由を述べ、最後に、マイナス感情を抱いている場合は解決策を、プラスの感情を抱いている場合は将来への展望を述べる、といった具合です。
英検の面接では久しぶりに対面で英語を話したのでちょっと緊張したのは事実です。
でも、これまでやってきたことと同じことをすればいいだけですので、何度も繰り返したことで慣れることができ、結果的には普段通りに話すことができました。
(3)アティチュードが謎
アティチュードの点数がいまいち謎です。
今回の試験でCocoはたまたま3点(満点)を取れていました…が、なぜこれが取れたのかいまいちはっきりしません。
一般的には、英検面接は「お行儀よく座って、相手の目を見てハキハキ話すとOK」みたいに言われています。
いわゆる高校受験や大学受験、あるいは就職のときの面接みたいな感じですよね。
でも今回私が受けたとき、私は試験官とあまり目を合わせていません。
強いて言えば、相手は質問をしてきたときだけ相手の目を見て、自分が話すときはほとんどずっと右上を向いていました。笑
右上を見ないと英語が出てこないんですよ私。
また、決してお行儀よく座っていたわけではありません。
口からどうにかして英語をひねり出したいとき、どうしても体がよじれるんです私。
How do I say it...とか言いながら頭を抱えてみたりしながら話していたので、本当にある意味では普段オンライン英会話を受けているときの姿勢と変わらないまま受験してます。
オンライン英会話で英検対策をしていて時々言われるのは「あなたの話す英語は機械的じゃないから、そこがいいところね」ということ。
これはCamblyでも言われましたし、スパトレでも言われました。
どうも日本人は真面目すぎるのか、直立不動で定型文を返すだけの機械みたいな話し方をする人が多いようです。
私はそうではなく、時々頭を抱えてみたり、感情を出したりしながら話すのでそこがいいところだと。
英検でそんなところを見ているのかどうかはちょっと定かではありませんが、もしかしたら…と思っています。
まとめ
英検対策にスパトレ利用はほんとにおすすめです。
安価でしっかり練習させてもらえました。
また、何度も対面で(オンラインですが)練習ができるので、やっていくうちに「英語で話すこと」「意見を述べること」にかなり慣れてきます。
1人で対策をしていると、どうしても人に向かって話す機会がないので、面接本番でほんとうに伝わるのかどうかわからず過度に緊張してしまいます。
でもスパトレを使えば、毎日トレーナーと直接やりとりをしながら面接対策が行なえますし、リアルタイムで訂正やアドバイスを貰えるのでその点はほんとうに良かったです。
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