Cocoです!
受験につきものの「漢字の読み書き」ですが、なかなか漢字を覚えられなくて困る、という方も多いです。
そこで今回は漢字の「書き」を中心にした学習方法を提案します。
漢字が苦手な方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ひたすら書くのは効率が悪い
漢字の練習といえば「ひたすら書く」というイメージが強い人もいると思います。
Cocoが中学生のころは、中学校に入学するとすぐに「漢字の問題集」が配布され、中3の卒業まで毎日「漢字の問題集」の漢字を書き写して提出する、みたいな宿題がありました。200字の漢字練習帳というのがあるのですが、それを毎日1ページ埋めて提出しなければなりませんでした。
200字の漢字練習帳というのは、原稿用紙のノート版みたいなやつです。けっこう使い勝手がいいので、このノートそのものは個人的にはおすすめします。
ちなみにこれは1日提出が遅れると(病欠・忌引以外はどんな理由でも)提出が遅れた日の分は2倍書いて翌日に提出しなければなりませんでした。例えば昨日の宿題(200字)は今日提出ですが、今日そのノートを忘れたら、明日は「昨日の分」をもう1回やって(200字+200字=400字)出さなければなりません。明日も提出を忘れたら、明後日に800字分をまとめて出さなければなりませんでした。
話がそれましたが、とにかく「書いて出す」という宿題でしたので、誰も真面目にやる気はなく、みんなノートに決められたルールでなぐり書きして出していました。…つまり、覚えていないんですよ。
「ひたすら書く」という勉強法、わりと多くの方がやっていますよね。ただこのやり方だと、「作業になってしまうため覚えられない」という状態に陥ります。最初は真面目に取り組んでいたとしても、だんだんと「とりあえず枠を埋めさえすればいい」みたいな考えに陥ってしまうんですよね。だから、「ただ書くだけ」で覚えません。
「ただ書くだけで覚えない」のあれば、せっかくのあなたの労力も、そして貴重な時間ももったいないです。覚えないなら、その時間に好きなマンガを読むとかテレビを見るとか友達とおしゃべりするとか、そういうことに使ったほうが有意義かもしれません。
ですので、まずは「とにかく書きなぐる」タイプで漢字を覚えている方は、その勉強方法を見直してみましょう。
漢字の問題集を買うのは受験生だけで良い
定期テストでは「学校の漢字ノートやワーク」「教科書で出てきた新出漢字」だけを覚えていきましょう。これだけで大丈夫です。
一方、入試対策では、よく出題される漢字がまとまっている「問題集や参考書」を1冊買うことをおすすめします。
個人的におすすめしているのは、このシリーズ。
では、具体的にはどうやって漢字を覚えていけばいいのかを、次から解説していきますね。
漢字の「書き」攻略法(1)まずは読めるようにする
これ、実は基本中の基本なのですが、漢字が覚えられない、苦手だ、とおっしゃっている人の多くはやっていないことなんです。
漢字を覚える場合、最初にやるのは「書いて練習」ではありません。
まずは「口に出して漢字を読めるかどうか」のチェックです。
いきなり書く練習を始めてしまうと、どうしても「流れ作業」になりがちです。ただ手を動かすだけになってしまうと覚えないので勉强の効率が下がります。
覚えたい漢字については、「単語カード」を使います。
- 単語カードの表に漢字、裏に読みを書いていく
- 漢字を見て、読めるかをチェックする
- 毎日単語カードを見て、読みができたカードは外していく
という方法を使って「読み」ができるようにしましょう。
こうすると、「もう覚えているもの」「まだ覚えていないもの」がはっきり区別できますし、「まだ覚えていないもの」がどんどん減っていくので楽しく取り組むことができます。
単語カードは大量に使いそうなら、最初からこのくらいの量を買ってしまってもいいと思います。Cocoが中学生のときは、英単語の暗記で大量に使ったので、箱買いしてもらっていました。
漢字の「書き」攻略法(2)書けるようにする
次に、いよいよ「書き」のほうをやっていきます。「読み」ができるようになった単語カードを使います。
今度は単語カードの「読み」を見て「書き」ができるようにします。
このときに気をつけてほしいのは、
- 最大でも5個までにする
- わからないときは「1回だけ」「丁寧に」「読みと漢字の形を意識して」書く
- 1回書いたらすぐにテストする
です。
まずは「読み」ができたカードの中から5枚のカードを取り出します。そのうち1枚の漢字を見て、1回だけ、丁寧に、読みと漢字の形を意識して書きます。
書いたらすぐに書いたものを隠して、自分で今書いたものを再現できるかテストします。書ければOK。書けなければ、もう一度だけ、丁寧に、読みと漢字の形を意識して書きます。
これを5枚のカードでやったら、最後に5枚をシャッフルして、最後のテストとして読みを見て漢字を書き、書けるかどうかを確認します。書けたものと書けなかったものはカードを分けて保管します。
発達に特性があって、ものの形をなかなか覚えられない、という場合を除けば、こうして練習をしていくと、だいたい3回くらい書けば覚えらえるようになります。
あとは、定期的に書かなければ忘れてしまうので、週末にでも今週学んだ漢字の「読み」「書き」のテストをやって終わりです。
まとめ
漢字を覚えたいときは、ついつい書きなぐって覚えるという方が多いですが「ただの作業になっていないか」を見直す必要があります。
ただの作業になってしまって全然覚えられないという人は、
- 漢字が読めるかをチェックする
- 漢字が読めたものは、1回だけお手本を見て書き写す
- 書き写したらすぐにそれを隠して書けるかチェックする
- 5問ほど繰り返したところで自分でテストする
のような感じで取り組んでみて下さい。きっと今までよりもずっと覚えられるようになりますよ。
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