Cocoです!
10月11日に英検準1級を受けてきました。この記事では受験に至った経緯やこれまで学習してきたこと、そして受験した感想や反省点などを述べていきたいと思います。
Cocoの持っている英語の資格
さて、誰も興味はないと思いますが、現状持っている英語の保有資格は以下のとおり。
- 英検準2級(2018年7月取得)
- TOEIC(LR)695(2018年12月取得)
しょぼ!という感じですが、2年前はこれが精一杯でした。
英検準1級受験にいたった経緯
2019年は英語の民間試験は受験せずでした。そうするとどうしても学習がダレてしまいます。
目標がないままだらだら学習していると、語彙のインプットもリーディングもさぼり、だらけてしまいます。
これじゃだめだ、やっぱり年に1回は少なくとも何かしらの試験を受けようと、今回は英検を選択しました。
英検にしたのは、TOEICは今年の前半はほとんどずっと開催中止でいつ復活するかわからなかったこと、開催が決まってからも先着だとか抽選だとかで受験できるのがいつになるのか見通しが立たなかったからです。
たいして英検は、多少試験日程の遅延だのトラブルだのが見られたものの、ちゃんと開催してくれてました。
だから今年は英検を受けるのが得策だと思って英検にしました。
他にもIELTSも検討しましたが、IELTSは受験料がやたら高いうえに、私が受けても5.0くらいしか取れなくて地味に落ち込みそうなのでやめました。
本当は2級を受けるか準1級を受けるか迷いました。
2級なら高得点を取ってきちんと合格できそうだったので、あえて準1級にチャレンジすることにしました。そうしなければ私はインプットしないので。。
ちなみに私の夫は英語教員で、彼は英検準1級は所持していません。
いつだったか、英検準1級に挑戦しようと過去問を見たけど、語彙が難しすぎてやめたと言っていました。
だから夫氏が持っていない資格を取って自慢してやろう(←ひねくれてます笑)という目的もありました。
英検準1級は想定外に難しかった
英検準1級を受けるにあたって、最初に過去問を1回分だけノー勉でときました。
自分の今の実力と、合格ラインまでの距離を正確に測るためです。
これをしないと試験に向けて何をどれだけやればいいかの見当がつきませんから。
リーディングもリスニングも5割くらいでした。
英検は変な採点方式ですのでどのくらい取れれば合格ラインに達するのかが微妙なのですが、いろんなブログを見ているとだいたい7割取れれば大丈夫なようです。
だから合格ラインとしては7割に設定。
準1級はリーディング41問、リスニング29問の合計70問ですから、その7割で49問正解を出せば、まあおそらく受かるだろう、という算段です。
最初の段階で5割、目標7割ですので差の14問くらいをどうやって埋めるか考えました。
私はサボりなのでオンライン英会話で英検の過去問を使って知識のインプットをしていくことにしました。
誰か人を巻き込めばサボらない(サボれない)ので。
日頃から語彙の不足を指摘され続けていましたが、案の定語彙の不足が最後まで足を引っ張りました。
とくにリーディングの大問1なんかは、やってもやっても25問中13~15問正解あたりをうろうろし続けました。
最終的にはパス単の音声を四六時中聞き流して無理やり覚えるという手段(←これはTOEIC受験前にもやります)を取りましたが、それでもやはりきつかったです。
ライティングとリスニングはそっちのけでひたすらリーディングばかりやっていました。
英検対策をして得られた気づき
先程から書いていますが、まずは圧倒的な語彙不足です。今回は試験1週間前からabceed(アプリ)内のパス単準1級を購入し、起きている時間はとにかくパス単の音声を繰り返し聞き続けました。
すぐわかる語にはチェックを入れて、リストから外していくことで、覚えていない語彙だけが残っていくような仕組みになっているので便利でした。
ただこれにも欠点があり、耳から覚えようとすると、しばしば綴りと音が一致しない語彙が現れます。
適宜書いて綴りを確認する練習(ディクテーション)も取り入れなければ、音はわかってもリーディングで読んだときにわからない、という語彙がたくさん出てきそうです。
また、語彙の圧倒的不足以外にもたくさんありました。
例えば、長文問題について。準1級くらいのレベルになると、長文の内容が複雑に、抽象的になりますので、母語での背景知識があるかどうかで英文を理解できるかどうかがわかれます。
私の場合はもともと生物系の理系でしたので、英検で良く出る環境問題だの医療問題だのの科学英語は、だいたいは楽しみつつ読んで回答することができます。
ところが移民問題とかイギリスの歴史に関する問題などになると、どれだけ丁寧に精読してもさっぱり理解できないのです。
なんなら日本語訳を探して和訳を読んでも難しいくらいでした。
さらに、急いで読もうとするあまりに、読み間違いが頻発すること。
時間無制限で、構文を取って精読し、代名詞が示すものを明確にし、わからない語彙がきちんと辞書を引き、 というように、丁寧に読んでいくと、私の場合はまず間違わずに正しい解答をすることができることに気が付きました。
よくピアノや楽器の練習をするときに使われる「倍テンポ(略してバイテン)」という方法があります。
演奏テンポの速い曲や、指をたくさん動かさなければいけない複雑なところは、指定されたテンポの0.5倍にまで速度を落として「正確に」演奏することを重視します。
遅い速度で正確に演奏ができるようになったら、徐々にテンポを上げていき、最終的には指定されたテンポで演奏できるようにします。
そうすると、正確さを保ったまま、指定テンポで演奏ができるようになります。
英語に関しても同じで、長文読解の正確さを上げるためには、まずは時間は気にせずゆっくり丁寧に、確実に読み込むこと。
丁寧にというのは構文を取り、代名詞の意味するところをひとつひとつ考え、わからない語彙は辞書を引いて確認する、というところです。
そしてしっかり英文を読み込んだ後に問題を解き(問題文も丁寧に構文を取りながら読んでいきます)ます。
私の現在の能力を考えると、急いで読もうとするとどうも上滑りしてしまい、「読んでいるようで読めていない」という状態にしばしば陥ります。
これだとTOEICだろうが英検だろうがIELTSだろうが、きちんと得点に結びつけることができません。
だから今の私には、とにかく時間を気にせず文を丁寧に読んでいく、という練習が必要なようです。
・時間を気にせず
— ようこ@オンライン家庭教師(マナリンク) (@kuroneko100ten) 2020年10月12日
・丁寧に構文をとり
・代名詞が何を指すのかをきちんと把握し
・わからない単語は辞書を引く
ってすれば英検長文は全問正解できるんだよねえ。
語彙不足もあるけど、焦って速く読もうとしてるのが失点の原因かしら
ピアノの速いパッセージを弾くときの練習と一緒だな。
— ようこ@オンライン家庭教師(マナリンク) (@kuroneko100ten) 2020年10月12日
最初はゆっくり正確に弾くところから始めて、
それができてからテンポ上げていかないと
正確に弾けなくて指が滑ってしっちゃかめっちゃかになる。
英語も同じ。
自己採点の結果
自己採点の結果ですが、ものすごく微妙な点数なので受かっているかどうか怪しいです。
CSEはリーディングが600前後、リスニングが580前後くらいの予想ですので、ライテングで620、つまり素点で14点くらいなければちょっと厳しそうな感じです。
ライティングは結果と点数見て、自分が書いたやつを晒そうと思います😆
— ようこ@オンライン家庭教師(マナリンク) (@kuroneko100ten) 2020年10月12日
(diseaseをdeseaseって書いちゃったミスがあるのはすでに把握できてる) pic.twitter.com/uCtU63SSvM
仮に今回まぐれで合格できたとしても、それはまぐれであって自分の実力で確実に合格ラインを超えられた、とはお世辞にも言い難いところです。
最終的な目標はCEFRでいうC1です。今のレベルで英検1級の対策に入ったとしても、てんで話にならない出来になってしまうことは目に見えています。
当面はパス単準1級を使いながら語彙を確実に身に着けていくことを目指そうと考えています。
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