Cocoです!
この記事では看護学校を受験する方に向けて、おすすめの問題集とともに勉強方法を紹介します。
看護学校の国語の出題傾向
看護学校受験の場合、大学受験とは異なる傾向になっていることが多いです。
基本的に出題されるのは現代文。古文や漢文はほぼ出題されません(一応受験予定の学校の傾向を確認してくださいね)。
また、現代文の中でも比較的出題されやすいのが
- 評論文(新聞の社説のような堅い文章)
- 漢字やことわざ、慣用句など
- 文学史
- 敬語
などとなっています。
看護学校の試験問題はおそらくその学校が独自に作っていることが多いようで、傾向は学校によって異なることがあります。
ただ一般的には大学入試と比べて文章読解のウェイトが低く、代わりに漢字やことわざ、文学史などの「覚えさえすれば点が取れる」知識問題の割合が高い傾向があります。
大学入試の場合は知識問題では差がほとんどつかないため、全体の1割ほどしか出題されないケースが多いです。
いっぽう、看護学校は(問題を作るのが簡単だからかな?)知識問題を多く出します。
配点割合は学校によりけりですが、だいたい3割~5割程度は知識問題で占められているケースが多いです。
国語の知識問題の対策方法
国語の漢字やことわざなどの知識問題は、丸暗記すれば点が取れる分野です。
量が多いので覚えるのもなかなか大変な作業ですが、やればやるだけきちんと点が伸びる分野です。
集中して1時間も2時間も勉強しているとつらくなってしまう分野でもあります。
毎日、朝起きて10分、昼食時に10分、寝る前に10分など、1日のうちの「すきま時間」を利用して少しずつ進めていくことをおすすめします。
覚えるだけですので、通勤中の電車の中など、移動時間を上手に活用して取り組んでみると、意外と学習時間を確保できますよ。
Cocoが大学受験生だったときは、暗記分野の学習は学校への行き帰りの時間で完結させていました。
朝、バスの中で15分の学習をします。
そして夕方、帰宅するときにもバスの中で15分学習します。
朝の学習は新しいところの学習。
夕方の学習は、朝勉強したところを覚えているかの確認テスト、という形で行っていました。
細分化して勉強するなら、このように朝学習→夜学習(朝の範囲のテスト)、というようにすると記憶に残りやすくなります。
夜の学習でできなかったところはメモしておいて、週末にまとめて復習を入れる、というように、とにかく復習のプロセスを増やしていました。
国語の知識問題のおすすめ問題集
看護学校受験用の知識問題専用問題集があります。
ボリュームそのものはそこまで多くはありませんが、何周もしてしっかり覚えていきましょう。
覚え切れたら別の問題集に取り組む、というように、とにかく1冊をきちんと仕上げる方針で学習していきます。
現代文(読解)の対策方法
簡単なようで意外と難しいのが現代文。
Cocoの場合は学生時代からそこまで苦労はしなかったのですが、現代文が苦手だ、という方の場合は子どもの頃に読書経験が少なく、評論文などに出てくる語彙が理解できない、論理構造が理解できない、という方が多いように思います。
現代文の読解に必要な力は全部で4つ。
- 語彙力
- 読解力
- 解答力
- 背景知識力
このうち、1つでも欠けていると、読解ができなくてつまづいてしまったり、出題される文章によって点数に大きなばらつきが出たりします。
コンスタントに、安定して点を取るためにはこの4つの力が欠かせません。
1.語彙が不足している場合
語彙が理解できない場合は、辞書を引いたりスマホで「アイデンティティ 意味」などと検索してひとつひとつ意味を調べながら身に着けていくしかありません。
評論文、論説文で頻出の言葉はある程度決まっていますので、専用の参考書を使ってもいいでしょう。
こんな参考書があります。
2.読解力や解答力が不足している場合
最初に取り組んで欲しいのがこちらの参考書です。
現代文で出題される文章の読み方、考え方、そして解答の仕方などが易しい言葉で解説されています。
自分で問題を解くというよりは、どういう考えで解いていくのかを、解説を読みながら理解していくための参考書です。
どういう視点で読解していけばいいのかを理解したら、次はどんどん演習をしていきましょう。
このへんは薄くて安価ですので取り組みやすいです。
3.背景知識力が不足している場合
読解問題を解くときに意外と重要になるのが「自分の経験」や「背景知識」の力です。
背景知識というのは、例えば「環境問題」というお題に対して、自分がどのくらいの知識を持っているのか、ということ。
これは普段から(幼少期から)ニュースや新聞、あるいはお堅い本などにどのくらい目を通しているのかで決まります。
だからすぐに知識が身に付くわけではありません。
子ども時代からの積み重ねがモノをいう部分になってきますから。
ただ、読書経験なんてほぼないよ~!という方でも、付け焼刃の対策である程度身に着けることができます。
方法は、現代文の問題集に掲載されている文章をとにかくきちんと読んで、
- 何が書かれているのか
- 自分がどのような意見を持つのか
- その文章を読んで学んだことや得られたことは何か
などをメモ程度でもいいので控えていくことです。
現代文の問題集に載っている文章だけではなく、受験の日まで、できるだけ多くのジャンル、できるだけ多くの文章に触れるようにしていくことで多少は変化があるはずです。
ちなみにCocoの場合は、子ども時代は年間500冊程度のペースで本を読んでいました。
小説からドキュメンタリーから難しい新書まで見境なく。
年間500冊はさすがにやりすぎですが、子ども時代に年間100~200冊くらいの読書量があったなら、それなりの背景知識は身についているのではないかと思います。
さいごに
看護学校受験の国語対策は、とにかく知識問題を固めること!
どれだけ暗記したかで点が大きく変わりますので、毎日コツコツと学習を続けましょう。
読解問題は人によって差が出やすいところです。
ご紹介した問題集に取り組んだり、ニュースや新聞に目を通すなりして、とにかく文章を読むことになれるようにしましょう。
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(毎年10月~1月は生徒さんが多く、ご期待に添えない場合もございます)
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