Cocoです。
今年中に英検準1級を受けるので(まだどっち受けるか決めてない)インプット学習を始めました。
私は長期間にわたってコツコツものごとを続けていくことが苦手です。
特に単語の暗記のような「単純作業」を長く継続するのは性格的にムリなんです。
そんな私がどうやって単語を覚えているのかを今回は紹介したいと思います。
単語学習の基本は「薄く、何度も」
単語学習のような暗記しなければならないもの。
私は基本的に「薄く、何度も」という方針で覚えていきます。
例えば絵を描くとき。
この動画のように、まず最初に大まかなかたちを捉え、だんだんと細かいところを描いていきます。
覚えるときもこれと同じ手法を使います。
「最初は大まかに形を捉え、だんだんと細かいところに焦点を当てていく」方式で行うのが私の暗記の方法です。
薄く広いインプットを何度も何度も繰り返し行います。
そして最終的には単語帳のほとんどをまるっと覚えてしまうようなイメージです。
具体的に何周するのか
よく「単語帳を○周した」なんて話がありますよね。
私の場合は正直どのくらい周回させたかなんて覚えていません。
「何周」という周回数が目的なのではなく、覚えることが目的なのですから。
でも1冊の単語帳に付き、きっと100周は超えているんじゃないかと思います。
自分が「この単語帳はもういいや」と思えるまでひたすら周回させます。
昔使っていた
「【音声DL付】TOEIC®L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター+ (TTT速習シリーズ)」なんかは、それこそ100~200周くらいはしたかもしれません。
こんなことをいうとおそらく大抵の人はドン引きしてしまうかもしれません。笑
そしてここで読むのをやめてしまうかもしれません。笑
でも1回あたりの学習はほんとうに「薄い」です。
だからそのくらい繰り返さないときちんと頭に入らないんですよ。
その代わり、私の方法だとだいたい1~2日あれば単語帳を1周できます。
50周やるには50~100日、つまり2~3ヶ月ほどもあれば十分なんです。
また、一度覚えてしまえばかなり忘れにくいですのでメンテナンスもほぼ不要です。
具体的な単語帳の覚え方
例えば私は今は「銀フレ」を使っています。
「銀フレ」を使う目的は、掲載されている単語を会話で使えるようにすることです。
- 右のページを赤シートで隠す
- 左のページを見て、フレーズを頭の中で音読
- 隠れている単語は1秒以内に頭の中で言う
- すぐ答え合わせ(右ページを見る)
- 合っていれば丸を入れる
- 間違っていたり、語彙が出てこない場合は意味を1秒で確認して次のフレーズに
こんな感じでどんどんやっていきます。
この方法だと、1単語あたりにかける時間は多くても5秒程度です。
1分で12単語の確認ができます。
「銀フレ」は1000語掲載の単語帳です。
1000語に目を通すのにだいたい80分ほどあれば終わります。
私は1日あたり500語を目安にして、スキマ時間を利用して覚えています。
500語ならたった40分で終わります。
食前に5分、食後に5分、家でくつろぎながら5分、仕事の合間に5分、のような感じで、「スキマ時間」を見つけては単語帳を読む感覚で行います。
やり方?頭のなかで音読しながらひたすら穴埋めするだけ。合ってたら○つける。
— ようこ@オンライン家庭教師(マナリンク) (@kuroneko100ten) 2020年6月1日
ルールは見て1秒以内に穴埋め。瞬間的に出てこない語彙は使えないから。
左が1周目、右が2周目。3周目から色替える。 pic.twitter.com/ePfIdhvwwX
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この覚え方のメリット
人がモノを覚えようとするとき、6回目くらいまで人は忘れ、7回目あたりから脳がようやく「これは重要な情報だ」と認識をし始めるそうです。
東大出身の方が「本は7回読む」とおっしゃっていましたが、おそらく同じ原理です。
7回目以降から脳が覚えることを始めるので、同じ本を繰り返し読みます。
また、忘却曲線を考えると、学習してから時間が経つほど人は忘れます。
できるだけ間をあけずにハイペースで復習を入れていくことが必要です。
↑これは英検準1級のパス単です。
私のやり方だと、単語帳を1周するのに2日ほどしかかかりません。
1日目に目を通したところを3日目、5日目…と奇数の日に目を通し続けることになります。
2日目に目を通したところは以降偶数日に目を通し続けます。
そうすると、短期間の間に何度も何度も覚えていない語彙を目にする機会ができます。
何度も目にすることによって、覚えていきます。
「毎日10単語を覚える」と決めて銀フレに取り組んだ場合。
1日目にやったところを復習するのは101日目です。
3ヶ月以上も時間が空いてしまうと、結局初日に完璧に覚えたとしても、101日目にはすっかり忘れているんです。
暗記の際に大切なのは
- 短期間に
- 何度も覚えたい語に出会うこと
だと私は考えているので、この手法を取って覚えていきます。
(暗記科目はぜんぶこの方式で行います)
ちなみに、単語帳で学習するときは「絶対に覚えなきゃ」という意識はありません。
とにかく通読すること。
意識しているのはこれだけです。
見たことのある回数が多ければ多いほど、そのうち頭に入ってきます。
だから「なにがなんでも覚えなきゃ」と気負って単語帳と向き合うことはまずありません。
私の性格上、そんなことをやると3日で挫折します。
デッサンで静物画を描くとき、少しずつ形をとり、だんだん詳しく描き込んでいくように、私もなんどもなんども「本を読むこと」を繰り返します(音声も同時に100周くらい聴くのですが)。
暗記を継続するためのコツ
継続するためのコツはいくつかあります。
- 単語帳を肌身離さず持ち歩く
- 覚えようと気負わない
- 単語帳は最後から遡る
(1)肌身離さず持ち歩く
今ちょっと時間あるから単語覚えようかな、と思ったとしても、そこに単語帳がなければどうしようもありません。
だから私は、必ず単語帳をカバンの中に入れて持ち歩きます。
単語に目を通すためにまとまった30分なり40分なりの時間を捻出することは難しいかもしれません。
でも、お昼休憩のうち3分だけとか、電車やバスの待ち時間とか、ほんのちょっと時間があるときに「目を通す」をしていれば、あっと言う間に500語に目を通すことができます。
仕事から帰ってから単語帳やらなきゃ、と思ってしまうともうモチベーションが維持できません。
だからほんのちょっとした時間にできるよう、常に単語帳は携帯します。
(2)覚えようと気負わない
何が何でも覚えなければと気負ってしまうと、なかなか覚えられない自分に腹が立ったり、そんな自分を情けなく感じてしまったりしてモチベーションが低下します。
私にとっては「単語帳も読み物」の分類です。
ただ、小説やニュース記事とは違い、何度も何度も読みます。
違うのはたったそれだけです。
プレッシャーをかけて、せっかくのモチベーションを潰してしまうのは自分自身です。
だから気負わず、「まあ300回くらい読めばそのうち覚えるでしょ」くらいの感覚で気楽にやります。
覚えてなくても落ち込みません。
(3)単語帳は最後から遡る
単語帳にしろ問題集参考書にしろ、最初の数ページだけやって心が折れて三日坊主…という形になりがちです。
意外なのですが、単語帳を後ろから遡ると、なぜかわりと継続できます。
少なくとも私の場合は、前から順にやるともうダメで続きません。
でも後ろから遡る方式にしたことでずいぶん継続しやすくなりました。
この理由はよくわかりません。
ただひとつ思い当たるのは、後ろから遡ると、最初が難しく、遡るほどにだんだん易しい語が増えてくること。
なんだか自分が「賢くなったような」感覚になるからかもしれません。
最初は道の語彙が大量に出てきてまったく歯が立たない場合でも、遡ればどんどん易しい語彙が出てきます。
回を追うごとに知ってる単語の数が増えて楽になっていきます。
Coco流の単語暗記に向いている方
ただ、この方法、向いている方と向いていない方がいます。
向いている方というのは
- しつこい繰り返しが嫌にならない人
- 視覚優位な人
です。
私のやり方は同じ単語帳を50周も100周も、言ってしまえばその単語帳と心中できそうなくらいまで使い倒します。
しつこい繰り返しが苦手な方には向いていません。
また「書いて初めて覚える」タイプの人の場合。
私のようにひたすら流し読みして覚えるのは難しいかもしれません。
(聴覚優位なタイプの人は、音声をひたすら聞き続けることで覚えられると思います)
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