Cocoです。
どうも70歳を越えた私の父が、ついに通信制大学で学び始めたようです。
きっかけはショートメール
ことの発端は2019年の年末に父からきた1通のショートメール。
父はフェイスブックのアカウントもLINEのアカウントも持っているのですが、どうも使いこなせないようで(たぶん、パスワード忘れてしまい、ログインできなくなるのだと思います…)私や妹とのやりとりはもっぱらショートメールです。
で、2019年の12月に突然こんなメールが届いてびっくりしたわけです。
父、知らない間に大学を受験していました!
家族の誰にも言わずに、知らない間に受験してたんですよ。
3年ほど前、父は脳梗塞で入院しました。
日帰りで帰省してお見舞いに行ったのですが(症状は安定していたので長期間付き添う必要がなかった)、そのときに、私が通信制の大学で勉強してることをちらっと話したんですよね。
父は温厚で柔和な性格ですが、人一倍負けず嫌いなんですよ。
私が通信制大学で勉強してるーって言ったので、父も大学進学を考え始めていたのかもしれません。
で、知らないうちにこっそり大学受験していました。。。
父の大学受験は失敗に終わる
知らないうちに受験した大学、父はどうやら不合格だったようで少し落ち込んだメッセージが後日届きました。
そこで私は「何を学びたいのか知らないけど、通信制大学で勉強するって手もあるよ、学費安いし」みたいなことを言ったんですよね。
そこからどうやら父は通信制大学をあれこれ探したようです。
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妹あてに手紙が届く
父が大学受験をしたことなどすっかり忘れていたのですが、5月中旬になって、妹宛に父から突然手紙が届いたそうです。
妹から、「姉ちゃん、父からこんな手紙届いたんだけど」とLINEで連絡がありました。
お、おぅ。
父よ、大学入ってたんかい!
父はけっこうシャイなので、あまり人に知られたくないんでしょうね。
だからこっそり受験したり、こっそり入学したりしていたようです。
で、約50年ぶりの勉強で、数学は手も足も出なくて(そりゃそうだ、この問題は高校数学だぜ)、困って妹に助けを求めてきたようです。
*妹は国公立大医学部出身のバリバリ理系(医師じゃないよ)
私宛にも父から手紙が来た
妹とそんな話をした数日後、私にも手紙がきました。
お、おぅ…私には英語やねんな。。。
父とはフェイスブックでつながっているので、父は私が英語をあほみたいに勉強していることを知っているはずです。
だからかな、私に英語を担当させたのは。。。
実は、物理とか化学がきたらどうしようかとヒヤヒヤしていたのですが、まあ英語で良かったです。
一応自分で解いたけど、自信がないから模範解答を作って送ってほしいとのことでした。
せっかくだし、ついでに簡単な解説も書いて送りました。
恐怖のお手紙はまさかの英語だった…。 pic.twitter.com/btPYyi94gz
— ようこ@たまにオンライン家庭教師 (@kuroneko100ten) 2020年5月13日
70歳になってから大学で学び始めた父
妹は「これ(指数対数の問題…高2の基礎基本レベル)わからなくて大学行っても意味ないでしょ」と言ってましたが、70を越えた父が、その歳になってから勉強を始めるって、私からするともうそれだけですごいことだと思うんですよね。
だって記憶も体力も若いときほどは機能しないし、理解する力だって落ちています。
ちょっと勉強するだけでもしんどいんじゃないかなあ。
私でさえ、アラフォーですがだんだん物覚えが悪くなってきて、英語の勉強するのに四苦八苦していますから。
だから、70歳になって「大学で学ぶ」という選択をした父を、私は尊敬します。
認知症予防にもいいですしね、やりがいを見つけるのは大事なことです。
ちなみに、ちゃんと大学受験をするならあらかじめ相談してくれれば、いくらでも受験の対策のお手伝いはできましたし(家族だしね)父は大卒なので、通信制大学に入学するにしても一般教養を免除できるように編入を勧めたのですが。
きっと家族に反対されたらどうしようとか、相談するのが恥ずかしいとか、そういう感情があってできなかったのだと推測します。
私も大事なことを事後報告するタイプですので。
で、入学したものの、きっと大学のレポートが自力では解けなくて、困って助けを求めてきたんだと想像しました。父かわいいぞ父。
通信制大学だと4年で卒業できることはまれですが、これからもどうやらちょちょここのようなお手紙が届くようです。
私のできる範囲で、頑張って学ぶ父を支えていけたらなぁと思っています。
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