Cocoです。
学校なり塾なりの授業が進むと、だんだんと自分の中でうまく消化できないまま残された「わからない問題」がどんどんたまっていきます。
このまま放置すると、どこがわからないかすらわからなくなる、ということはわかっていますが、授業はなかなか自分を待ってはくれなくて、どうしていいかわからなくなることがあります。。
実は、日々の復習、わからない問題の処理の方法にも、良いやり方があります。
考え方、やり方を変えるだけで状況はかなりよくなると思いますよ。
困っている方は、ぜひこの記事を最後まで読んでください。きっと役に立ちますから。
- なぜ復習するのか?
- 復習は大事だってわかってはいるけれど
- 復習のための時間を設けることの問題点
- 大人の言い分と子どもの言い分
- 復習する時間がないときはどうする?
- 具体的にどう復習するか?2つのステップ
- わからない問題の処理についてのまとめ
- おまけ
なぜ復習するのか?
学校で学ぶにしろ塾で学ぶにしろ、学びのサイクルがあります。
学校・塾で新しい単元の勉強 → 復習 →学校・塾で新しい単元の勉強…の繰り返しで勉強を進めています。この状態で、「復習がいらない勉強」をしている人はほとんどいません。
もし、復習がちゃんとできていなかったとしたら、学校・塾で新しい単元の勉強 → 学校・塾で新しい単元の勉強…というように、新しいことだけを頭の中に詰め込み続ける状況が起こります。
こうなると、頭の中は新しい・わからないものでいっぱいになります。
新しい、わからないものでいっぱいになってしまうと、相当なストレスがたまります。
だから、復習するんです。
復習することによって、自分の中で「新しく習ったこと」を「すでに知っていて、使えること」に変えていくんです。
復習は大事だってわかってはいるけれど
復習は大切。こんなことは、誰でもわかっているはず。でも、うまく復習できる人と、できない人がいます。
復習がうまくいかない理由はたくさんあります。
ただ、ひとつだけ、絶対に言えること。それは、やり方がヘタクソ!ということです。
やり方、考え方だけでも変えれば、今よりもずっと良くなりますよ。
復習のための時間を設けることの問題点
復習をするために、復習のための時間を設定しましょう。
例えば、毎週日曜日の午後。この時間は、月曜日~金曜日に習ったことの復習に時間をあてる、と決めてしまいます。
毎週決まった時間に復習する時間を設けるというのは、とてもいいことです。
ただ、これには大きな問題点があります。
「まとめてドーンと復習しよう方式」になっている点です。
- 学校や塾で習う内容は、授業で問題なく理解できる
- 帰宅後にも復習をして勉強をある程度消化している
このような条件があるならば、週に1回まとめて復習、というのもアリです。
でも、未消化のものが大量に残っている状態で、週に1回、習ったこと全部ドーンと復習しよう!というのは、正直とても辛いですよね。
英語の学習を続けている大人の私でも辛いのだから、子どもからしたらその3倍・5倍は辛いはずです。
人間は残念ながら忘れる生き物です。せっかく習ったことも、2~3日も経てばほとんど忘れてしまいます。たった数日で、できなくなるんです。
できていたが忘れかけた問題、できない問題などを、一気にまとめてやる。このやり方は、勉強のやり方としては上手いとはいえません。
子どもは毎日学校や塾に通い、膨大な量を習ってきます。習ったことは、もちろん消化しなければなりません。
習ったものにも、スーパーで売られている野菜やお肉と同様、「鮮度」があります。
時間が経つにつれて、習ったことの鮮度はどんどん悪くなります。
鮮度が悪くなるというのは、以前(習った直後)はできたけど、時間が経つとできなくなった、という状態です。
子どもにとって鮮度の悪い問題を、復習としてまとめてやってしまう。
それは子どもにとってはおもしろくないんです。
大人の言い分と子どもの言い分
「わからない問題をわかるようにするのが勉強!」と親は言います。大人なら誰でも言うでしょうね。私も言いますよ。
でも、子どもからすると、「わからない問題を勉強するのはメンドクサイ!」のです。
ずーっと何らかの形で勉強を続けている私も思います。本当に復習は面倒くさいです。
そして、復習を「面倒だ」と思わずに頑張れる方法や手段を、誰も教えてくれません。
1週間分の復習量って、ものすごく多いです。子どもからすれば、授業で理解できていた問題だけを復習するだけでも精一杯かもしれません。
だから、復習はもっとこまめに考える必要があります。
復習する時間がないときはどうする?
復習の大切さはわかっているけれど、平日はなかなか復習の時間を取れない。
その場合、「わからない問題だけを勉強する時間」を作ります。土曜日や日曜日の決まった時間を、「わからない問題だけを勉強する時間」にします。
子どもが勉強するとき、「わかる問題」と「わからない問題」があります。わかる問題を解くのは楽しいので、子どもも抵抗がありません。
そういう「わかる問題」は平日にさらっとやってしまいましょう。
子どもが「わからない問題」、つまり、面倒くさい問題とか、やりたくないなーと思ってしまう問題とかは、ひとまず週末に回します。
なぜか?
わからない問題が出てくると急に勉強のペースが落ちます。
勉強のペースが落ちるから、面白くなくなる、嫌になるんです。
逆に言えば、勉強のペースが落ちなければ、子どもは「面白い」と思いながら、復習をどんどん進めていくことができる、ということですよね。
具体的にどう復習するか?2つのステップ
そこで、大きく2つのステップに分けて勉強をしてみましょう。
- わかる問題は解き、わからない問題は溜めておく
- わからない問題を処理する
例えばこのような感じです。
学校や塾で新しい勉強を習ってきました。できるだけその日に、わかる問題は解いて、わからない問題は溜めておきます。この時点で、「わかる」「わからない」の選別をするということです。
子どもが取り組みやすい「できる問題」は、新鮮なうちにさっさと復習します。子どもが「わかんない」とか「習ったっけ?」という問題は、週末に先送りします。
復習はとにかくテンポが大切です。できる問題をどんどん処理します。
こうすると、問題が「できる」「できない」の2つに分類されます。毎日選別をすると、週末に鮮度の悪い問題を大量にやる、ということがなくなります。
もちろん、週末にまとめてやる量に個人差があります。でも、「できる」「できない」の分類を先にしておくだけで、週末にまとめてやる量は減ります。
全部やる必要はないんです。週末は「できない」問題だけやればいいんです。
「できる」「できない」の選別をしてから、週末に「わからない問題」を片付けます。
週末の「わからない問題」に関しては、解答解説を見て、すぐに理解できればOK。
もし理解できない問題があれば、ここでも「とりあえずパス」という選択で問題を分けながら勉強を進めます。無理して全部理解する必要はありません。
「とりあえずパス」の問題は、夏休みや冬休み、春休みなどでやればいいんです。
限られた時間を有効に使うために、週末には、単元によって、やるべき問題とパスする問題に再び分類します。
また、同時に、いくつかの「できない問題」はここで解決します。できない問題を頑張ることはとても苦しいので、テンポよくどんどん進めます。
もし振り分けをしないまま復習をしたら、子どもができる問題とできない問題を、ランダムに勉強することになります。すると、できない問題でペースが落ち、そこで止まります。止まったあとにやる勉強って、つらいしつまらないです。
これは大人でも子どもでも一緒。ペースが落ちたら、落ちた分だけやる気が削がれます。だから、ペースを落とす問題は除き、短時間でどんどんやっていくこと。
勉強時間についても、3時間でこれらの問題を終わらせる、などとあらかじめ決めるといいです。
週末は「問題を処理する時間」です。この復習のやり方だと、わからない問題が少なくなります。
わからない問題の処理についてのまとめ
1週間の内容をまとめて勉強すると、5日も前に勉強したことなんて忘れてます。でも、習ったその日とか、翌日だったらまだ覚えています。だから理解できている問題は簡単に解けます。
- 記憶が新鮮なうちに「わかる」「わからない」を分ける
- 「わかる」ものはその日のうちに消化する
- わからない問題は週末のためにストックしておく
- 週末に「ストックを消化する」時間を設ける
- ストックの中で消化できないものは、長期休みに回す
という段階を踏めば、未消化の問題がずっとたまり続けるということが減ります。
また、ストックした問題は、
- 週末にまとめて勉強する
- 家庭教師の先生に質問しまくる
- 塾の自習時間に質問しまくる
などによって解決していきます。
「できた」「わかった」「解けた」のような、子どもにとって嬉しい勉強のリズムが存在すること。これがあるからこそ、子どもは難しい問題にもチャレンジできます。
まず、今やっていること、できること、できそうなことは確実におさえる。
これを意識して、効率の良い復習をしてみてくださいね。
小中学校の復習やテスト対策から受験対策まで、スタサプ の動画授業でしっかり学ぶことができます。
おまけ
これからの時代は、「英語を話せる」ことが必要になってくる時代です。大学入試でも、英検やGTECなどを利用して、英語のスピーキングテストを受けなければならなくなってきます。
英語のスピーキングは身につけられるまでにかなりの時間がかかります。今はオンラインで、毎日英会話のレッスンを受けても月5,000円程度、というところがたくさんありますよ。
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