日本では7~9月頃がもっとも暑い時期ですが、どうもフィリピンは5月がもっとも暑い時期のようです。
毎年5月になると、講師たちは額に汗をかきながら「あついあつい」とあえぎながらしきりにいいます。
今年も例年のように暑いようですが、今年は特にちょっとありえない暑さだそう。
先日の個人契約レッスンではその話になりました。
個人契約でお願いしている先生は、基本的にレッスンの冒頭でスモールトークをしない先生です。
いつも簡単な挨拶を交わして、すぐにテキストに入ります。
でもそうとう暑くてそれを誰かに言いたかったらしく、この日は珍しくスモールトークをしました。
講師:ちょっと聞いて!今日暑くってさぁ。死にそう
私 :フィリピンいつも暑いでしょ
講師:いつも暑いけど!今日は!46度!
私 :え?
講師:46度!
私 :??華氏は私わからないよ?
講師:違う!!摂氏!46度!
私 :摂氏46度?いまいち信用できない
講師:じゃあしょうがないから画像見せてあげるよ
#オンライン英会話
— ようこ@たまにオンライン家庭教師 (@kuroneko100ten) 2020年5月7日
前半は珍しくスモールトークでフィリピン暑すぎ問題。
🙃今日ほんと暑くてさぁ、46度あったんだよね
😺え?46?
🙃そう、46度
😺は?ちょっと信じられない
🙃じゃあ画像送るわ
後半は安楽死についてどう思うか、どういうケースならありだと考えるかなど、いろいろ話してた。 pic.twitter.com/2pSbc0Fehl
46度、まじでした・・・
フィリピンの恐ろしいところは、家電製品が日本ほど普及していないところにあります。
家電が普及していないのは、フィリピンの現地のお給料を考えると家電も電気代もべらぼうに高いからかなと個人的には考えています。
例えば講師の住んでいるダバオの場合、一般的な人の月給は日本円でだいたい2~3万円程度。
電気代は使用量にもよりますが、だいたい5000円ほど。
つまり稼いだ給料の1/4ほどは電気代に使われるわけです。
日本で考えたら、例えば手取りが20万円だとして、電気代が5万円ほどの感覚です。
ちょっとありえない数字です。
だから多くの家庭には、日本にあるのと同じような家電がありません。
講師の家には、掃除機もテレビも電子レンジもありません。
もちろん、エアコンも。
エアコンより安くて電気代のかからない扇風機はあるようです。
また、電気代をできるだけ節約するために、冷蔵庫ですら「夜間は電気を切っている」とのこと。
ちょっと日本では考えられませんが、そこまで気を使わないと電気代が高くて生活していくのが大変になるようです(というか、冷蔵庫は電気入れっぱなしのほうが電気代が安いと思うのですが)。
そんなわけで、気温が高い日はそれこそ「地獄を見る」わけです。
普段なら気温の高い昼間は暑さをしのぐ(&電気代をケチる)ためにモールに行ってダラダラすごしているようですが、今はコロナの影響でフィリピンはロックダウン中。
外出もままならない状況です。
46度でエアコンなしの家で生活するというのは、私にはちょっと想像できません。
講師に、いったいどうやって昼間の暑い時間帯を過ごしていたのか、と聞くと、どうも頻繁に水浴びをしていたようです。
あとは、飲み物を冷蔵庫で冷やしておいて、それを飲みながらしのぐしかないと。
フィリピンの人、たくましすぎ!
彼ら、日本人と比べて暑さに強いのでしょうか。
さらに印象に残ったのは、レッスンの終盤。
どうやらレッスンがそろそろ終わるという時間になったあたりで雨が降ってきたようで、講師の喜びようが半端なくて笑いました。
雨が降ると気温が急に下がって過ごしやすくなるので、多くのフィリピンの人たちは雨の日が好きだと言います。
いい年して(講師は私と同い年です)「いやっほう!!」と降雨を全身全霊で喜ぶ姿をみて、あぁフィリピンの人って厳しい環境にいても心は自由だなぁ、となんとなく感じたのでした。
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