Cocoです!
先日、このようなお悩みがありました。
社会人で来年の1月に看護学校を一般入試で受けます。
節約のため、塾には通わず基本独学で勉強しています。
数学は数学1Aが試験範囲です。
現在、数学1の練習問題を解いていますが、頭に入りません...
数学1・Aを習得できるようにするにはどのようなスケジュールを組んで勉強に取り組めばいいですか?
どうやったら数学アレルギーの私が少しでも覚えられるようになりますか?
今回はこのお悩みへの回答になります。
数学1Aの3割は中学数学の範囲
高校の数学1Aは、中学校の数学のちょうど延長線上にあります。
数学1Aの参考書や問題集を持っている人は、それを参照しながらこの記事を読んでいただきたいのですが、例えば数学1では、式の展開、因数分解、平方根、不等式、二次関数…
といった具合に範囲が書かれていると思います。
実は、展開、因数分解、平方根、二次関数は、中学3年生で学習する範囲です。
数学Aはというと、集合、場合の数と確率、平面図形…といった具合に内容が書かれているはずですが、そのうち場合の数と確率、平面図形は中学2年生と3年生の学習範囲です。
つまり、高校数学は中学数学をきちんと理解できていないと、学習していくことが難しいんです。
受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。
基本は「戻って基礎からやる」
数学や英語のような「積み重ねの科目」に関しては、確実にわかるところまで一旦戻ってから積み上げていくほうが、早く確実に知識や技能を身につけることができます。
例えば、小学校の算数の掛け算ができないのに、中学校の数学の方程式を解くというのはあまりに無謀です。
中学校の方程式の解き方が理解できたとしても、掛け算がわからなければ、どんなに頑張っても正しい答えを出すことができません。
このような状態で学習を続けていると、伸びがとても遅くなってしまいます。
これは、地盤の調査をしないまま、いきなり家を立ててしまうことと一緒です。
一旦、最初に戻って丁寧にやり直し、基礎を確実に固めていくことによって、高校範囲の学習内容もスムーズに理解できるようになります。
高校数学がさっぱりわからないなら中学数学に戻りましょう。中学数学がわからないなら、小学校5年生の算数からやり直しましょう。小学校5年生の算数がわからないなら、小学校2年生の算数からやり直しましょう。
戻ってやり直すと、戻った部分は簡単なのでどんどん進められるはずです。例えば中学数学まで戻る場合でも、Cocoの経験した多くのケースでは、中学数学はだいたい1ヶ月から1ヶ月半ほどでやり直しが終わります。
やり直しを高速で終わらせてから高校数学に入ると、ある程度基礎ができている状態から学ぶことができるので、すんなり理解できるようになります。
ちなみにCocoの場合は英会話ですが、行き詰まったら必ず一度基礎に戻ることにしています。
基礎に戻ることで、自分がどこでつまづいたのか、何を改善すれば先を見通すことができそうかを自分で判断できるからです。
数学アレルギーだと思い込まないこと
大昔の学生時代に数学が苦手だったからと言って、実は今も数学が苦手なままだとは限りません。特に社会人の場合、学生の頃と現在では理解する力が大きく変化していることも多いです。
苦手だから、数学アレルギーだからという思い込みによって、数学ができない状態にさせているのは自分自身なんです。
そういう良くない思い込みによって、心配すること、嫌なことに向き合いたくないという気持ちや感情に余計なエネルギーを使ってしまい、勉強したことをきちんと吸収できる状態を作ることが難しくなってしまいます。
大事なことは、苦手だからと止まってしまうことではなく、とにかく動くこと。戻ってやり直すことを恐れないこと。それから、他の人ができるのだから、自分にだってできるはずだと何度も自分に言い聞かせることです。
しっかり練習すれば誰でもできるようになる
私が難しい数学の問題を解くことができるのは、私が頭がいいからではありません。
難しい問題に挑戦し、失敗し、挫折し、時には泣きながら、何度も何度も向かい合ってきたからです。
単に練習量の差なんです。
どうしても独学では受験対策ができないと感じたら
独学では受験対策ができないと感じた場合は、できるだけ早い段階で塾や家庭教師などを利用することを考えてください。
数学は伸びるのに時間がかかります。理想を言えば、受験までに半年ほどの期間はほしいところです。
独学を諦めて塾や家庭教師に頼る場合の基準は「戻ってやり直したときでもつまづくかどうか」です。
例えば中学範囲まで戻ってやり直したときにもわからなくてつまづいてしまうようなら、早急に対策をしないと受験に間に合わなくなってしまいます。
ですので、もしも戻ってやり直しを始めたけれど、高校範囲に行き着く前につまづいてしまった、という場合は、すぐに塾や家庭教師を探して対策を取っていくことをおすすめします。
ちなみにCocoも受験対策できますので、もし必要があればぜひどうぞ。
関連記事>>>
最後に、下のバナー【日本ブログ村】を応援クリックをして頂けると大変ありがたいです。ご愛読ありがとうございました!