Cocoです。
この記事では、通信制大学に入学したはいいけれど、思いのほか勉強が難しくて途方にくれているあなたに向けて書いていきます。
- 今回のお悩み「予定通りに卒業できそうにありません」
- 通信制大学は予定通り卒業する人の方が少ない
- 通信制大学の学習計画を作りましょう
- レポートが書けなくて途方に暮れている場合
- レポートが不合格だったら
- さいごに
今回のお悩み「予定通りに卒業できそうにありません」
さて今回は通信制大学についてのお悩みです。
通信制大学に通っていますが、予定の1年で卒業できそうにありません。
現在、働きながら司書資格取得を目指し、通信制大学で学習しています。
在籍している通信制大学はWebでのスクーリングがあり、大学に通う必要が全く無く、さらに最短半年~1年で資格が取れると知り、入学したのですが…
テキストを開くと内容がとても難しく、学習が進んでいません。
レポート課題までに学習が追いついてない状況です。
このままでは予定の期間より長引いてしまいそうで焦っています。
1日の勉強時間の目安や、学習のアドバイス等ありましたら教えてください。
通信制大学は予定通り卒業する人の方が少ない
まず、慰めにもならないような回答をすると、そもそも通信制大学で予定通りの期間で学習を満了できる方とか、卒業できる方とかってほとんどいません。
もしも予定通りの期間で学習を終えられたのなら、あなたはレアキャラです。
通信制大学の場合、多くの方がドロップ・アウトしてしまいますが、ドロップアウトせずにどうにか学習を終えられた方のほとんどは、予定の期間を大幅に上回っています。
Coco自身は通信制大学6年目の終わりに、うっかり学費を払いそこねて除籍になっていますが(ほんともったいないことをした…)私の同期の人できっちり4年で卒業できたのは私が知る限り1名だけ。
ほかは5年6年7年つずるずるやって、どうにかこうにか卒業しています。
大学が提示している「最短○年で資格取得」というのは、ちょっと尋常ではないくらいきっちり努力をしないとまず無理ですので、予定年数で資格が取れない、卒業できないのは通信制大学では普通だ、という意識を持ってください。
通信制大学の学習計画を作りましょう
とはいえ、いつまでもずるずるやっていてはお金も時間ももったいないので、まずは学習計画を練りましょう。
今年度、通信制大学に入学された方も、まずは学習計画を練ってください。
例えば1年で資格を取得したい、そのために30単位が必要だとします。
だいたいレポートは1単位につき1通ですから、全部でレポート30通を書く必要があります。
1年は52週で、年2回、単位習得試験があるとすれば、前期で15通、後期で15通ほどレポートを書く計算です。
ただここで均等割りしてしまうと、前期でいくつか単位を落としてしまったときに後期がきつくなってしまうので、前期の学習負担を多くして、後期を軽くします。
前期でレポート20通、後期でレポート10通、という具合です。
こうしておけば、仮に前期で単位を落としても、後期は少し余裕があるので、どうにか1年で30単位取ることができるはずです。
次に前期の予定をもう少し詳しく立てていきます。
前期の試験が7月末頃だとすると、4月に学習を開始して試験までにだいたい3ヶ月半ほどの時間があります。
試験を受けるためのレポート提出期限が決まっているはずですので、それをチェックします。だいたい6月中に最後のレポートを提出しなければならないはずです。
12週で20通のレポートを書かなければならない計算です。
では1週間に何通のレポートを書けばいいのでしょうか?だいたい2通ずつですよね。
こうして、週あたりにレポートを何通仕上げなければならないのかを割り出します。
ここまで割り出したら、あとは週に2通のノルマを頑張って達成していけばいいだけです。
レポートが書けなくて途方に暮れている場合
一部の大学を除けば、レポート課題は実はそれほど難しくはありません。
できれば、テキストを最初から熟読してきちんと理解していくことが理想です。
そうは言っても仕事をしながらテキストをすべて熟読して理解するというのと、最短年数で資格を取るなり卒業するなりを両立させるのはまず不可能です。
そこでCocoが通信制大学に在籍していたときは、以下の手でレポートを作っていました。
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レポート課題に目を通す
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レポート課題に合いそうな項目を教科書の目次を見て探す
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教科書はレポート課題のところだけ読む
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教科書をベースに要約しながらレポート課題を進める
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レポート内容を深めるために、レポート課題のキーワードでネット検索して文献(主に論文)を読んで参考にする
すみません、私はあまり勉強したくない学生だったので、こういう手で勉強をしていました。時間ありませんでしたし(それでも留年しまくりました)。
とにかくレポートを書かないと試験を受けて単位がもらえないので、「レポート優先」の学習方法です。
先に課題に目を通し、教科書の目次からレポート課題に該当するところだけを探し出して、そこだけを読みます。
次に教科書を要約していきます。手書きだと間違えたときに修正が面倒くさいので、パソコンのWORDなどを使って、課題に沿った内容を、下手でもいいのでどんどん要約していきます。
そうすると、制限字数を大幅に下回ってしまいます。下回った場合は、レポート課題に書かれてあるキーワードをもとに、論文をネットで検索します(けっこう出てきます)。
その論文を読みながら、内容を参考にして肉付けをし、レポートにまとめます。
この作業で、レポート1通を書くのにかかる時間はだいたい3時間程度です。
Webでレポートを提出できる大学であれば、このあと体裁を整えて(章立てするなど)、参考文献を付記し、そのまま提出してしまいます。
レポートが手書きの大学の場合は、WORDで文字数を確認し、一度目を通して訂正箇所がないか確認してからWORDで作った原稿を見ながらレポート用紙に書き写します。
文が下手だからとか、自信がないとか、この書き方でいいのかなとか迷うかもしれませんが、とにかく書いて出してしまいます。
これを毎週2回繰り返すのです。
レポートが不合格だったら
一部の通信制大学を除けば、実はレポートの評価はそこまで厳しいものではないです。
レポート課題が問うていることに対して、必要十分の回答が書かれていれば、まず合格できます。
ただ、それでもときどき不合格で返ってくるレポートがあります。
ここで大事なのは、不合格を怖がらないことです。
不合格になる場合、講評に「○○と△△についてもっと述べてください」「✕✕という視点が欠けています」などと、何が原因で不合格になったのかが書かれています。
逆に言えば、その「足りない部分」だけ追記して(場合によっては多少内容を削る必要もありますが)再提出すれば、合格はできるということです。
不合格になった場合はこうしてきちんとアドバイスがもらえますので、最初に書くときよりも負担はずっと少なく済むんです。
だから不合格になることを怖がらず、とにかく課題を「グダグダでもいいから書いて出す」ことを意識するようにしてください。
また、再提出しても不合格になった場合は、通信制大学でも質問状を担当教員に提出して回答をもらうこともできます。
どうしてもわからないことがあるとか、悩んでいる場合は、遠慮せずに質問するようにしてみてください。
さいごに
通信制大学での学習で心が折れてしまっている人はまず、
- 学習計画を立てる
- レポート提出に重きをおいて学習する
- レポート不合格を怖がらない
という点に注意をして学習をすすめていきましょう。
また、どうしても困った場合は、大学の学生課や教員に相談してみてください。
きっときちんと学習に向き合えるようになりますよ。
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