Cocoです。
2年3ヶ月続けたレアジョブ英会話 を2020年3月でやめることにしました。
あんなにハマっていたにもかかわらず、一度「やめる」と決めるとあとは早いもので、さっさと手続きを済ませてしまっていました。
私がレアジョブをやめる理由について、いくつか備忘メモがてら残しておきたいと思います。
やめる理由1:教材がつまらない
2019年8月に、レアジョブは教材の数を大きく減らしました。
それまでは、会話教材は実用英会話以外にもう1シリーズありましたし、TOEIC教材も(全然似てなかったけど)文法教材も(これまた間違い多数だったのですが)ありました。
以前あった教材は、おそらくレアジョブが講師に依頼をして作成してもらっていたのでしょう(前CEOのブログかなにかでそんな文章を目にした気がします)。
手作り感満載でけっこう間違いも多かったのですが、これらの教材はとても面白かったんですよ。
何をしたら楽しく学べるかな、少しずつステップアップできるかな、そういうことを、テキスト作成者が考えながら作っていたことが伺えるような教材でした。
その教材がなくなり、会話は実質「実用英会話」に一本化され、TOEIC教材も文法教材もそのほかの教材も姿を消してしまいました。
実用英会話は、確かに英語を話す力はつきます。そういう意味では非常にすぐれた教材です。ただロールプレイや単元の状況が自分の生活とかけはなれていることが多々あり、個人的には面白いと感じたことのない教材です。
ニュース教材に関しても、3ヶ月ほど続けて感じたのは、同じような内容の教材が繰り返し出てくるだけだということ。これ似た記事前も読んだし…みたいなのばかり。これならDMMのニュース教材のほうが面白い記事がたくさんあります。
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やめる理由2:レアジョブの方針が合わなくなった
もともとレアジョブは「楽しく学ぶ」ところからスタートしたはずでした(これもどこかに書いてあったけど忘れた…「講師を話し相手として、会話を楽しむ目的で使う人も多い」みたいな文言をどこかで見ました)。
ところが最近は、とにかく利用者の英語を伸ばしさえすればいい、という雰囲気が見え隠れするようになってきたように感じています。
私の場合、仲良くなった馴染みの講師と話すことが何よりも楽しみでした。
そしてそういう楽しみがあるからこそ英語学習を続けられるし、その結果、英語の能力が伸びたらいいなあと考えていました。
おとなになってからの英語学習は受験を突破するための英語学習ではないですからね。生涯学習です。
ところがいつからか、レアジョブは「効果・成果最優先主義」へと転換していきます。おそらくCEOが変わったあたりからだと思いますが、だんだんと「楽しく学ぶ」という雰囲気が感じられなくなってきたのです。
このあたりで、レアジョブの目指すところと私の考えが異なってきてしまったように感じたのです。
やめる理由3:お気に入り講師の昇格
これが私がレアジョブをやめるもっとも大きな理由なのですが、長くなりますのでわけながら書いていきます。
(1)プレミアムチューター制度の存在
いろんな講師からちらほら講師制度の話を耳にすることがあるのですが、どうやらレアジョブには「プレミアムチューター制度」なるものがあるそうです。
例として、日本のコンビニでのアルバイトを挙げます。
ぺーぺーのアルバイトスタッフは品出しや商品の陳列、レジなどを担当しますよね。でも、ちょっと長く働いた「えらい」アルバイトは商品の発注作業なども担当しています。
レアジョブにもどうやら似たような仕組みがあるようです。
プレミアムチューターになるとビジネスコースや中高生コースなどの指導ができるようになり、またお給料もあがるようです(ここでは詳細は書きませんが、どうしても講師の給料事情を知りたい方は、英語でググればいくらでも出てきます)。
(2)この制度の問題点
プレミアムチューターになると、講師側には給料が上がるというメリットがありますよね。
では一般会員(日常英会話コースの会員)にとってはどうなのでしょうか。
プレミアムチューターが開ける予約枠は、たとえばビジネスならビジネスコースに在籍している生徒に予約枠を確保させるためか、なぜか一般(日常英会話コース)からの予約が困難になります。
どういうことかというと、下記の画像をご覧ください。
まず、これはビジネスコースなどを使っている知人と協力して調べたので、講師に事実を尋ねたり、講師が勝手に話した、ということは一切ないことを書いておきます。
これはある講師の予約スロットの画像です。私から見えているのは、かなり虫食いになってしまっている開け方です。
この講師は朝から晩まで、ほとんど毎日規則的に予約枠を開けるタイプの講師です。
その講師の予約枠が、2019年9月頃から急に虫食いになりました。
これに気づいたのは、講師に「あなた最近、あまり開けなくなったよね」と何気なく尋ねたところ、「自分はいつもどおりの開け方をしている」と言われて疑問に感じたのがきっかけです。
私からは上記のように虫食いのスロットしか見ることができません。
そこで、なんとなく、日常英会話コース以外のコースに在籍している知人に、この講師のページを見てもらうことにしたのです。
すると、赤い四角で囲んだ部分がきちんと開けられていることがわかりました。
つまり、講師はいつもどおり枠をあけているが、そのすべてを見ることができるのは「ある条件を満たした生徒」だけということ。
一般ユーザーである私が見られるところは、ごく一部に制限されてしまっている、ということです。
これで、講師がプレミアムチューターになると、一般(日常会話コース)への枠の提供が制限されることがわかりました。
(3)お気に入り講師のプレミアム昇格
私が気に入ってよく取っていた講師は、いわゆる一般の講師でした。
予約枠をあける回数があまり多くはないので、ブックマーク登録している生徒があまりおらず、その講師が枠を開けるとほぼ確実に予約が取れていました。
ところが今年に入ってから、突然この講師の予約が取れなくなりました。レッスンスロットを開けていないのです。
どうしてもその講師の予約が取りたいので、枠が開かないかずっとチェックしていました。そうすると、私からは「予約の空き枠」が見えないのに、数秒経ってページを更新すると、「予約済み」のバツ印が表示されるのです。
その講師もまた、いつのまにかプレミアムチューターになっていたのです。
そして一般ユーザーの私には見えない予約枠をオープンさせていたことになります。
講師はレッスン枠をあけているにもかかわらず、私には見えない。だから予約ができない。
予約枠を開けると同時に埋まってしまうような人気講師の予約合戦に負けるのであればあきらめもつきますし理解できます。
でも、私は「料金の安い一般ユーザーには見えない枠の存在」を知ってしまい、そして、よりによって自分の一番のお気に入り講師を結果的にレアジョブによって奪われることになってしまいました。
私はこの事実に心底がっかりし、レアジョブをやめることを決めました。
いま、レアジョブに対して言いたいこと
私も教育業に片足を突っ込んでいる立場ですので多少はわかっているつもりです。
基本的に個別指導の場合、生徒は「その企業」に属しているのではなく「その講師」と師弟関係のような関係を感じていることが多々あります。
塾や予備校なんかだとわりとよく聞く話ですが、ある人気の先生が退職して別の塾に移籍すると、その先生についていた生徒がごっそりと辞めて、移籍先に転塾してしまうのです。
もちろん、利用している私たちもさまざまな考え方を持っているので、私のような考え方をしない生徒さんも多数いらっしゃるでしょう。
ただそれでも言いたいのは、個人的には、あくまでも個人的には、ですが、その講師を慕ってきた利用者からこのような形で講師を奪うということは、ゆくゆくは利用者の減少を招くのではないかと私は感じています。
また、もっと言うならば、私はこのような形で自分のお気に入り講師の1人を奪われたことによって、レアジョブに対して不信感をいだきました。
「日常英会話コース」に在籍している利用者は、レアジョブにとっては顧客や生徒というよりは「より利益をあげられるビジネスや中高生コース在籍の人のレッスンをしやすくするために、講師を昇格させるための踏み台」のように感じてしまったからです。
(11月頃にあった新人講師キャンペーンも、おそらくその一環だろうなあという感じがありました)
まとめ
以上の理由から、私は「レアジョブで英語を学ぶ」モチベーションを維持できなくなり、やめることにしました。
辞めた後のことはまだ考えていませんが、今のところスパトレは継続、あとは昔からの知り合いのフィリピン人から個人契約で英語を教えてもらおうかなと考えています。
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