Cocoです。
看護学校や准看護学校を受験して「補欠合格」というなんとも微妙な結果をもらうことがあります。
このときに受験者が考えるべきことについて書いていきます。
補欠合格は不合格である
いきなりこんなことを言うとがっかりするかもしれませんが、補欠合格は不合格です。
受験した看護学校に合格できる学力や実力があったのならば、文句なしの合格通知をもらっていたはずなんです。
その合格通知がもらえていないということは不合格なんです。
浮かれていないで現実を見ましょう。
補欠合格から繰り上がるのは合格発表から3日以内
Cocoは予備校や自分の塾で看護学校の受験生の指導をしてきました。
過去の生徒さんのなかで何人かはやはり「補欠合格」になった方もいました。
補欠合格から繰り上がって合格した人のケースを考えると、合格発表から3日以内に看護学校から連絡が来ています(合格発表当日もしくは翌日が最多)。
3日をすぎるともう連絡が来ることはありません。
補欠合格の連絡を待つにしても1週間ほどにとどめ、それでも連絡がなければそこの学校は諦めて、今後どうするかを考えましょう。
いつまでも期待して待ち続けるのは、あなたの貴重な時間を無駄にしてしまうことにつながります。
「補欠」制度は学校側に都合のいい制度
受験者からすると、看護学校から補欠合格の通知をもらうと、もしかしたら繰り上がって合格になるのではないかと期待しますよね。
確かに補欠から繰り上がることはありますが、先に書いたとおり繰り上がる場合は合格発表から3日以内に連絡が来ることがほとんど。
それを超えると、連絡が来る可能性はほとんどなくなってしまいます。
良心的な看護学校や大学であれば、募集要項に「補欠合格の繰り上がりは合格発表から1週間以内に行います」などと記載してくれています。
でも、ほとんどの看護学校などではそういう記載がありません。
だから受験生はほとんどない繰り上がり合格を期待して長期間待ることになります。
そして、結局4月になっても連絡が来ないまま看護学校の入学式の日が来てしまう、ということがあります。
私個人的には、この「補欠合格」制度は大嫌いです。
志願者はそこに入りたいから受験しているわけで、学校側は「補欠制度」によって志願者の心をうまく掴み、自分たち(学校側)の都合のいいように振り回すために設けている制度のように思えるからです。
もちろん学校側からすると、定員ほぼぴったり入学させないと経営がうまくいきません。
だからこそ、合格したものの辞退してしまう人の「補充要員」として補欠合格の制度を設けています。それはわかるんです。
受験者側からすれば、補欠合格をもらったら「繰り上がるかもしれない」と期待してしまいますよね。
それは当然のことです。
でも結局、何日待っても合格の知らせは来ません。
これって学校側が、自分たちの利益のために、受験者を振り回しているようにしか見えないと思いませんか?
補欠繰り上がりの期限を設けているなら別なんです。
例えば帝京科学大学の看護学科はAO入試を実施しています。
ここのAOは単願制ではありません(2年前の時点で)。
だから例えば本命大学の推薦やAO入試と併願する形で帝京科学大学のAO入試を受けることができます。
当然、併願制ですので辞退者が出ることが予想されます。
そのために補欠合格の制度を帝京科学大学は設けています。
ただここの大学の場合、「補欠の繰り上がりは合格発表から1週間以内」という記載があるのです。
このような制度であれば補欠の意義はあると思うんです。
これなら、1週間待って連絡がなければ、志願者は次の手を打つことができますから。
あるいは、下谷医師会准看護学校(東京・上野)に関しては、きっぱり合格・不合格の通知です。「補欠合格」を志願者に通知することはありません。
万が一繰り上がる場合は、直接候補者に電話があります。「あなた繰り上げ合格になりますが、どうしますか」みたいな感じで。
これもいいと思います。合否がきっぱりわかれているので、志願者は無駄な期待をせずにすみます。むしろ繰り上げの連絡が入れば大喜びでしょう。
でもそうでない場合、いつまでも繰り上がりを期待して待っているというのは「学校に都合よく扱われている」ということです。
3日、あるいは長くても1週間待ってみて、それでも連絡がなければそこは一旦諦めて、次の手を考えていきましょう。
まとめ
看護学校で補欠合格だった場合の考え方をまとめます。
補欠合格をもらったら
→3日以内に繰り上がり連絡がある…合格
→3日待っても連絡がない…繰り上がりの見込みはほぼないので、次の手を考える
この方式を取ると、あなたの貴重な時間を無駄にすることなく先へ先へと進んでいくことができますよ。
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