Cocoです!
勉強を頑張らなければいけないのはわかっているけど、どうしても集中力がもたない。
そんなことってありませんか?Cocoはよく起こります。
そんなときにおすすめの方法が「キッチンタイマー学習法」です。
「キッチンタイマー学習法」を使うと、集中力がなくても勉強を継続できるようになりますよ。
- キッチンタイマー学習法とは
- 人の集中力には限界がある
- キッチンタイマー学習法の利点
- キッチンタイマー学習法を行うときの大切なポイント
- キッチンタイマー学習法が向いている勉強・向いていない勉強
- Cocoの場合の「キッチンタイマー学習法」の活用術
- 最後に
キッチンタイマー学習法とは
これはCocoが勝手に命名しているだけですが、文字通り「キッチンタイマーで時間を測って学習する」という方法です。
集中力がないときに、私も、私の教えている子どもたちも実際に実践しています。
やり方は簡単。
- キッチンタイマーを用意する
- 15分にタイマーをセットしてから、勉強する
- 15分経ったら勉強をやめる
- 5分休憩する(休憩もキッチンタイマー使用)
- 15分にタイマーをセットし、また勉強する
この繰り返しをするだけです。

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人の集中力には限界がある
私が通っていた高校は50分授業でした。ある数学の先生は授業開始から15分くらい経つと、必ず授業の内容とは関係ない「雑談」を少しはさみ、それからまた授業を続行していました。
あるとき、その先生が「雑談」で話したことが、まさに人の集中力の話でした。人が集中できるのは長くても15分~20分くらい。だからいつも授業の合間に2回の雑談時間を設けている、と。間に雑談を挟むことで、集中して長く授業を受け続けることができたのです。
人が深く集中できるのはたったの15分程度です。
この15分はとても濃く集中できる時間です。だから短い時間であっても集中力が高いのでかなりの効果が出ます。
小学校の授業は45分前後に設定されていることが多いです。これは子どもでも集中力をぎりぎり保つことのできる時間だからです。
テレビのドラマも、CMを除けば1話あたり約45分です。幼児向けのアニメなどだと15分で1話、30分で2話の放送になっていたりします。
理想的なのは15分ごとに少し休憩を取れること。15分集中し、少し休憩を挟む、というリズムは、人が集中しやすいリズムなんです。
大人の場合、集中力が持続するのは、だいたい90分程度です。だから、大学の授業は1コマあたりだいたい90分の授業になっているのです。
長く勉強しようと思うと、徐々に集中力も落ちていきます。そうすると、効率が下がり、その分勉強時間も多く必要になってしまいます。
そんな悪循環を打開する方法が「キッチンタイマー学習法」なんです。
キッチンタイマー学習法の利点
時間を細分化でき、メリハリをつけて勉強できる
普段、ダラダラと勉強し、ダラダラと続けていつの間にか疲れてしまう、という人はとても多いはずです。でも、15分+5分のリズムで時間を細分化することで、「ここは集中するところ」「ここは休んでもいいところ」というメリハリができます。
必ず休憩が入るので疲れにくい
一般的な長い時間勉強をし続ける方法では、明らかに集中力が途切れたときや疲れてしまったタイミングで休憩を取ります。「キッチンタイマー学習法」では、休憩がすでに組み込まれています。疲れや集中力の低下を感じる前に休憩が取れるので、従来のやり方と比べると疲れが溜まりにくいのです。
勉強量を「15分」単位で計測できる
これまでは、なんとなく「軽め」「重め」と判断してきた勉強量が、15分単位で記録していくことによって視覚化できます。例えば「数学のワークを1ページ終えるのに15分かかった」などと判断ができるようになるので、「宿題になっている数学のワーク10ページは15分✕10セットでだいたい150分あれば終わる」というように、勉強時間の見通しを立てることができるようになります。
キッチンタイマー学習法を行うときの大切なポイント
15分間は「誘惑するもの」を遠ざける
スマホやマンガ、テレビ、パソコン、ゲームなどの娯楽は、人の集中力を簡単にそいでしまいます。SNSやYouTube、友達からのLINEでのメッセージや電話などは、5分休憩の間にチェックするようにしましょう。
15分に慣れてきたら、20分、25分と勉強時間を増やそう
理想的なのは25分勉強+5分休憩、のリズムです。慣れてきたら徐々に勉強時間を20分、25分と増やし、最終的には25分勉強+5分休憩のリズムを繰り返しながら勉強できるようになると効率よく学習することができます。
キッチンタイマー学習法が向いている勉強・向いていない勉強
キッチンタイマー学習法は、「単純作業」がメインの学習に向いています。
「単純作業」というのは、例えば英単語を暗記するとか、計算問題を解くとか、理科や社会の一問一答問題集を解いていく、というようなものです。
これらはタイマーが鳴るとすぐに勉強をやめて休憩を取れる点が共通しています。
こうした「単純作業系」の学習は、時間が長くなるほど作業効率が落ちてしまいます。一定時間が経過した時点で休憩を入れることによって、また新たな気持ちで、集中を保って勉強することが可能になります。
一方で、例えば「長文読解」のような学習には向いていません。国語や英語の長文読解の場合は、集中力を長く持続させつつ問題を解いたほうが、より高い効果を得ることができます。
このような問題の場合、例えば「15~25分の枠」にとらわれず、「30分で長文読解問題を2つ解く」などと決めて集中して取り組むといいでしょう。もし30分で解き終えることができなければ、自分の解き方や勉強の方針を見直すこともできます。
Cocoの場合の「キッチンタイマー学習法」の活用術
洋書を読むとき
私が洋書を読むには、まだかなりの集中力が必要です。洋書を読むときはだいたい1回の集中時間を15分に設定して読んでいます。
TOEIC対策をするとき
TOEIC対策でリーディングパートを解くとき、私はPart5と6を合計20分で、Part7のシングルパッセージを25分で、Part7の残りを35分で解くようにしています。このときにタイマーを使って集中して取り組み、休憩してから答え合わせ+解説を読む、というのを繰り返しています。
最後に
実はこの「キッチンタイマー学習法」ですが、「ポモドーロ・テクニック」とも呼ばれているものです。ポモドーロ・テクニックについては、こちらの動画を参考にすることもできます。
ポモドーロテクニックは効果があるのか?【精神科医・樺沢紫苑】
人の集中できる時間については個人差があるので、15分~25分の間くらいで調整しながら取り組むと、集中して学習を継続できるはずです。どうしても集中できなくて困ったときは、ぜひやってみてください。

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