Cocoです!
何らかの理由で高校に進学しなかった。あるいは、高校を中退してしまった。
でも、大学に入って勉強したい。大学卒業の資格がほしい。
そう願っている方も多いはず。
この記事では、学歴が中卒の方が大学に入学するための道のりについて書いていきます。
中卒から大学入学までの道のり
1.高校を卒業してから大学を目指す
まず最初に考えられるのが、高校を経由して大学に進学する、という経路です。
主なメリットは以下の2点です。
- 仮に大学に入学できなくても、高卒資格は得られる
- 抜けている高校の学習をしっかり身につけることができる
デメリットはというと、
- 高校3~4年→大学4年と合計7年かかってしまう
- 長期間にわたる学習になるので、挫折する可能性がある
- お金がかかる
という点があがります。
高校については、全日制(朝から夕方まで通うタイプ)のほかに、1日4時間だけ授業を受ければいい定時制、ウェブでの授業やレポート提出、年数回のスクーリングで卒業を目指す通信制があります。
全日制だと朝から夕方まで拘束されますし、中学校を卒業したばかりの若い子たちが非常に多く通うが高になっています。
定時制の場合、年齢層はやや幅広いですが、多くの場合は卒業までに4年かかります(三部制タイプの定時制高校で、6時間授業を受けられる場合は別)。
通信制は私立の場合は学費が比較的高く、公立は安いですが卒業率が低いという傾向があります。
2.高卒認定を取得して大学を目指す
次に考えられるのが「高卒認定(旧・大検)」を取得するという方法です。
メリットは以下のとおりです。
- 最短1年で高卒認定資格が取得可能
- 学校に通うより安価で資格が取得できる
- 中退者の場合、免除科目があるケースも
デメリットは、
- 必ず合格できるとは限らない
- 高卒認定を取得しても、学歴は「中卒」のまま
などが挙げられます。
基本的に「高卒認定」の資格は、「高卒という学歴がなければ受験できない学校を受験するための資格」という位置づけです。
だから高卒認定を取得しても、大学や専門学校などに行かなければ学歴上は「中卒」のままです。
また、試験そのものはきわめて易しいので「高卒認定を取得した」=「一般の高校生と同程度の学力がある」とは言えないケースも多いです。
3.「特修生」制度を利用して通信制大学に入学する
通信制大学で学びたい、という方限定の進路になりますが、通信制大学の「特修生」という制度を利用して、高卒資格を得ないまま直接大学に入学することができます。
大学によって多少制度は異なりますが、まずは半年から1年かけて通信制大学の指定する科目を学び(8科目程度)ます。
そしてその全ての単位が取得できたら、正規の大学生としてその通信制大学で学べる、という制度です。
簡単に言ってしまえば、特修性として「お試し受講」をして、大学が指定する単位が取れたら「本入学」が許される、ということです。
また、「特修生」の段階で取得した単位は、大学に正規入学したあとも活用できます。
メリットは
- 修得単位に無駄が出ない
- 高卒資格を得ることなく大学で学習できる
という点です。
いっぽう、デメリットとしては、
- 仮に大学を退学した場合は「中卒」のまま
- 特修生として入学した大学のみ有効な制度
という点が挙げられます。
通信制大学を探すときは、「好きを仕事にできる大学特集 」を活用して探してみるのもひとつの方法です。
ちなみに私が「科目履修生」としてかつて在籍していた八洲学園大学 にも、この「特修生」制度があります。
八洲学園大学では、スクーリングはインターネットで完結させることができますので、大学に通うことなく学び、卒業できます。
まとめ
中卒から大学への進学を検討する場合、
- 高校を卒業する
- 高卒認定資格を取得する
- 通信制大学で特修生として学び、その後正規入学する
という、3つの進路から選択することができます。
それぞれ、メリットやデメリットがあるので、よく比較検討して、自分の生活環境に合った進路を選択してくださいね。
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