Cocoです!
この記事では、小学校教員資格認定試験の一次試験にある「小学校全科」の試験対策について紹介します。
- 一次試験の小学校全科は選択制
- 「小学校全科」試験問題の構成
- 選択科目を決める前に過去問を解こう
- 過去問を解いたら平均点を出そう
- 平均点の高い順に科目を選択する理由
- 過去問を解いたが点数が低すぎる場合
- 使用する問題集や参考書
- まとめ
一次試験の小学校全科は選択制
小学校教員資格認定試験の一次試験で課される「小学校全科」というのは、各教科の試験のことです。各教科というのは具体的には
- 国語
- 算数
- 理科
- 社会
- 音楽
- 図工
- 体育
- 家庭
- 生活
- 外国語(英語)
の合計10科目を指します。
でも、この10科目すべて受験する必要はありません。この中から6科目を出願のときに選択して受験します。
「小学校全科」試験問題の構成
「小学校全科」は、1科目あたり10問(1問5点)の問題があります。
科目にもよるのですが、「体育」を除けばおおよそ以下のような構成の試験になっています。
- 前半…学習指導要領や学習指導要領解説に関する内容
- 後半…各科目の一般常識問題(高卒レベル)
※注意:2020年度から試験の実施要項が大きく変わったので、試験内容そのものも変更になる可能性があります。
「体育」だけは、ほとんどの問題が「学習指導要領」「学習指導要領解説」からの出題、という構成になっているので、ちょっと異色の存在です。
選択科目を決める前に過去問を解こう
まず、選択科目を決める前に、過去問を解くことをおすすめします。
平成30年度教員資格認定試験問題|NITS 独立行政法人教職員支援機構
このように、教職員支援機構のwebサイトに、過去5年間の過去問と解答があります。
もちろん、これから「学習指導要領」「学習指導要領解説」を覚えていくので、前半の10問は解かなくても問題ありません。
後半でどれだけ点が取れそうかを調べるために、過去問を解いてください。
時間が許すならば、全科目、5年分の後半を解きましょう。そのほうがデータが取りやすくなります。
過去問を解いたら平均点を出そう
過去問を5年分解き終えたら、その平均点を出します。
そして、平均点の高かった順、自分自身が「解きやすい」と感じた科目から順に選択科目を決定していきます。(二次試験で使う科目はかならず選択してくださいね)
平均点の高い順に科目を選択する理由
平均点の高かった順に科目を選択すると、より効率よく試験対策ができます。
小学校全科は、6科目の合計点数が6割以上で合格です(2019年までは)。
平均点の高かった科目は、「学習指導要領」「学習指導要領解説」を少しだけ覚えれば、合格ラインに達する科目です。
後半の問題で得点できる科目を選択すれば、そこまで必死に「学習指導要領」や「学習指導要領解説」を覚えなくても合格ラインに達するんです。
ということは、勉強時間も少なくすみますし、効率よく対策できますよね。
また、後半の問題で点が高い科目は、「学習指導要領」「学習指導要領解説」をしっかり覚えれば、高得点が狙える、ということでもあります。
この試験は、6科目の合計が6割あれば合格です。例えば、2科目がそれぞれ100点、残り4科目がそれぞれ40点でも、合計すれば6割に達するので合格できます。
この方針を使うと、高得点が狙えそうな教科をメインで勉強し、残りの教科は必要最低限の勉強ですみます。つまり、この方法も、効率よく学習を進め、合格に近づきやすくなる方法です。
過去問を解いたが点数が低すぎる場合
とはいえ、常識問題はどの科目もさっぱりわからない、という方もいます。そのような場合は、「学習指導要領」「学習指導要領解説」を中心にコツコツ覚えていきましょう。
前半の問題でしっかり点が取れれば、後半は多少点を落としても充分カバーできます。何が出題されるかわからない「後半」の対策をするよりも、出題範囲がほぼ決まっている「前半」をしっかり対策することで、効率よく点数につなげることができます。
使用する問題集や参考書
東京アカデミーの問題集や参考書を使っている方が多いですが、基本的には自分自身が「使いやすそうだ」と思った問題集・参考書を使うといいです。
私は学習指導要領・学習指導要領解説と、
小学校全科ランナー[2022年度版] (教員採用試験シリーズ)
これだけ覚える 教員採用試験小学校全科 '22年版 (合格のLEC)
の2冊を軸にして勉強していましたが、他の問題集や参考書でもかまいません。
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まとめ
小学校教員資格認定試験の一次試験、小学校全科の対策は、
- 過去問を解く
- 受験科目の決定
- 学習指導要領・学習指導要領解説の勉強
という順で行うと効率よく勉強が進みます。
この記事が、今年受験する方の参考になることを願っています。
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