Cocoです!
今回は2日目のお話。マニラを出発して「イロイロ」という地方都市に向かいます。
前回のお話はこちら。
イロイロってどんなところ?
イロイロって面白い地名ですよね。
初めて聞いたとき、ちょっとおもしろく感じました。イロイロはどこにあるかというと、フィリピンのちょうど真ん中あたりです。セブに近いと言えば近いです。
フィリピン中部に、「パナイ島」という大きな三角形の形をした島があります。有名なボラカイの隣にある大きな島なので、ボラカイに行く方はまずパナイ島を経由します。
そのパナイ島の一番南側にイロイロはあります。地図で言えばこんな感じ。
日本から行こうとすると、イロイロ行きの直行便がありません。だから、イロイロに行くためには、一度マニラかセブで飛行機を乗り換える必要があります。マニラとセブ、どちらからも飛行機でだいたい1時間弱くらいです。
留学生向けの英会話学校がちらほらありますが、日本からわざわざイロイロに行こうとする人は少ないようです(実際、街中を歩いていても日本人には出会いませんでした…中国と韓国の方をたまーに見る程度で、そもそも外国人が少なめ)。
日本ではほぼ無名のイロイロですが、フィリピンでは9番目に人口の多い都市です。日本で9番目に人口の多い都市というと、さいたま市とか京都市とかそのへんです。
イロイロはフィリピンでは珍しくスラムがないそうです(ほんとかなあ)。カジノもない、健全な田舎の教育都市です。日本の都市で例えて言うならつくば市とか?そのへんに近いイメージかも。
マニラからイロイロへ
さて、マニラ発の飛行機は8時過ぎに出発するので、それに合わせて宿泊先を出ます。
NAIAの中にある中華屋さんで朝食。ワンタン麺(120ペソ=250円くらい)。白菜が明らかに生だったのでお腹を壊さないかちょっと怖い思いをしながら食べました。味は優しくて美味しい。
飛行機は国内線向けのやや小さなものでした。飛行機に興味が無いので種類まではわかりませんでしたが。
NAIA発の飛行機はなぜか離陸が極端に遅いです。搭乗して、飛行機が滑走路に向けて動き始め…そこから飛ぶまでに1時間ほど待たされました…。どうも離着陸がスムーズにいかない作りになっているらしく、着陸を優先させると離陸は機内で1時間ほど待つことになるようです。
搭乗したのに飛行機がぜんっぜん動かないので、気長なフィリピンの人たちも畿内でざわざわし始めます。
私は暇を持て余し、隣の席の知らないおじさん(フィリピン人)と世間話をしていました。
「イロイロは何しに?」
「観光です」
「ひとりで?」
「そうですね」
「わお!勇気あるね!」
「現地に友人がいますが忙しいそうで会えるかわからなくて」
「会えるといいね!」
みたいな。そりゃそうですよね。
なんだかんだで飛行機は1時間遅れで離陸。そこからさらに1時間でイロイロに到着しました。
めっちゃ田舎。
イロイロの空港は一応国際空港になっていますが、国内線の発着がほとんどの、とても小さな空港です。
迷うことなく出口に行けます。
イロイロ空港から市内へ
空港から市内までは約20kmあるので、徒歩で行くのは不可能です。
空港から市内へ向かう方法は4通りあります。
- タクシー(300~400ペソ程度)
- 乗り合いバン(50ペソ)※今回使いました
- ジプニーやトライシクルを乗り継ぎ
- ホテルに送迎をあらかじめ頼んでおく
1.タクシー
空港を出て正面の横断歩道をわたると、すぐにタクシーと乗り合いバンの待合所があります。タクシーは勧誘がすごい!代わる代わる「タクシーどう?」と話しかけてきます。
タクシーを利用すると、空港から市内まではだいたい300~400ペソ(=600~800円)程度です。400ペソだと若干高めですが、変に値切るより400ペソ未満でいけるなら妥当なラインかなと思います。
2.乗り合いバン
タクシーの待合所の脇に、乗り合いバンの待合所があります。バンは基本的に地元の人くらいしか乗らないみたいですが、50ペソ(=100円程度)でSM city Iloilo(大きなショッピングモール)まで連れて行ってくれます。
SM city Iloiloも市街地からやや離れたところにあるので、そこからタクシーなりジプニーなりを拾うと安く市街地まで行くことができます。
車種はトヨタのハイエースのような車両でしたが、どうみても10人乗りの車にぎゅうぎゅうに詰め込まれます。私が乗ったときは15人くらい詰め込まれました(笑)
バンに乗り込んでから、出発するまでの間に受付係のおばさんを「Ma'am!」と呼んで50ペソ払います。バンに乗り込むときにおばさんはお金回収すればもっと効率いいんじゃないかと思いました。乗ってからお金を支払うと、お客さんがリレー形式でおばさんにお金を渡してくれます。
バンについては、バンの中にお客さんがギュウギュウ詰めになったら出発するため、いつ出発するのか正直時間が読めません。急ぐ場合は割高ですがタクシーを使ったほうが早いです。
ちなみにSM city Iloiloからイロイロ空港まで行く場合は70ペソだそうです。
3.ジプニーやトライシクルを乗り継ぐ
おそらく一番安い移動手段ですがおすすめしません。というか、空港内でジプニーを見かけなかったので、空港行きのジプニーがあるのかどうか謎です。
4.ホテルに送迎を頼む
事情が許せば、ホテルからの送迎を頼むのも一つかもしれません。私が宿泊したホテルは、送迎を頼むと1000ペソと、明らかなぼったくり価格を提示してきました。(イロイロ到着当日、500ペソでいいよというメールが来ていたけれど、それも却下。タクシーのほうが安いので)。
SMモールでイロイロ名物・バッチョイを食べる!
イロイロの名物といえば(レアジョブの講師曰く)バッチョイ(Bachoy)だそうです。
日本で言えば「ホルモンラーメン」に近いもの。
私が食べたのは豚皮を刻んだもの(脂たっぷり)と豚の内臓、あと豚耳が入っていました。だからちょっと臭いです。麺は正直、日本の麺のほうが数倍美味しいです。スープは塩ベース。ジャンクフードの味がします。ただ私は、この味好きです。麺は短いのでスプーンとフォークで食べます。
テーブルの調味料(醤油と酢)を使うことを店員さんに勧められましたが、使いませんでした。お値段100ペソ(=200円くらい)。SM city内なので、たぶんちょっと高いです。
私が行ったのはSM city Iloiloの2階にあるお店でした。1階にもバッチョイのお店があと2軒ほどあり、うち1軒はその名も「おいしいバッチョイ(まじで日本語)」。たぶんぼったくり価格だろうなあと思ってそこで食べるのは避けました。
でもやっぱり気になる「おいしいバッチョイ」。どうせなら食べてくればよかった(後悔)。
OISHI BATCHOI | SM City Iloilo
Injap Tower Hotelにチェックイン
イロイロの拠点は Injap Tower Hotel にしました。片側4車線のでっかい通りを挟んでSM city Iloiloの反対側にあるホテルです。
市街地からやや離れたところにありますが、タクシーを使っても市街地まで100ペソ以内で行くことができます。大きな歩道橋があるので、通りを怖い思いをして渡る必要もなく、快適に過ごせました。
ただ大通りに面しているのでちょっとうるさい…クラクションとかクラクションとか救急車とか救急車とか…。
ここのホテルの凄いところはWi-Fi。ものすごく快適なWi-Fi 環境でした(客室内は)。
Booking.com のレビューによると、水回りが汚いとか清掃が行き届いていないとか停電する(停電はフィリピンだとよくあるので、停電が嫌ならフィリピンに来るなよと思いましたが)とか、なかなかひどいことが英語で書かれてあったので心配していたのですが。
でも実際は、水回りは許容範囲、シャワーは水圧弱いですがお湯が出ましたし、トイレや洗面所は水圧強めでした。
夕食はホテルの最上階のレストランで食べました。シニガン(酸味のある野菜スープ)とサラダ、シニガンはライス付きです。
シニガンは塩味のスープですが、タマリンドという豆?で酸味がつけられています。スープが温かいうちは酸味があまり気にならず美味しく食べられますが、冷めてくると酸味をけっこう強く感じます。
サラダは…なぜか甘い。ベーコンとチーズが乗っていましたが、とにかく甘いサラダでした。甘いサラダは初めて食べました。謎です。
さて、こちらのホテルも、Booking.com を使って予約しました。3泊4日で7000ペソ(約15000円)でした。
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