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小学校教員資格認定試験(二次試験)実技図工の傾向と対策

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こんにちは!Cocoです!

 

小学校教員資格認定試験の二次試験には実技科目があります。

実技は、音楽・図工・体育の3科目から2科目を選択するのですが、今回は図工の実技試験について書いていきます。

 

 

小学校教員資格認定試験・実技図工の過去の課題

小学校教員資格認定試験の実技図工については、数年ごとにかなり激しく傾向が変わります。

音楽は弾き歌い、体育はサッカー・バスケットボール・マット・鉄棒あたりと毎年変わらない実技が出題されるのですが、図工だけはなぜかコロコロ変わってます。

 

過去19年の課題は以下のとおりです。

  • 2000年 校内美化ポスター
  • 2001年 鉛筆淡彩(手の上に卵)
  • 2002年 詩から連想する水彩画
  • 2003年 タングラム作成
  • 2004年 鉛筆淡彩(自画像)
  • 2005年 環境問題ポスター
  • 2006年 鉛筆淡彩(手に紙をもつ)
  • 2007年 鉛筆淡彩(形を変えた紙<折り目2箇所、曲面ある立体>+テニスボール)
  • 2008年 鉛筆淡彩(紙コップを手にしたところ)
  • 2009年 鉛筆淡彩(クリップでとめたクリアファイル<ひねって曲面残す>+松ぼっくり)
  • 2010年 鉛筆淡彩(喜怒哀楽から一つ選んで自画像)
  • 2011年 鉛筆淡彩(手と電球)
  • 2012年 鉛筆淡彩(首から下げる名札入れと手)
  • 2013年 鉛筆淡彩(突起付き軍手、青い紙皿、灰色の紙)
  • 2014年 鉛筆淡彩(手と鉛筆)
  • 2015年 デッサン(白い紙の上に白い鶏卵があるのを想像して)※試験時間60分
  • 2016年 デッサン(銀紙の上に紙コップを置く)※試験時間60分
  • 2017年 デッサン+記述(紙を手で加工し「うねり」を表して描く。気付きの変化などを記述)
  • 2018年 デッサン+記述(紙コップが配布され「紙コップから何かが出ているところ」を想像して描き、何を書いたかを記述する)

 

また、図工の課題は試験当日になるまでわかりません。

一次試験に合格した際には、合格通知とともに「二次試験の心得」という二次試験のタイムスケジュールや決まりごと等が書かれた紙が同封されています。そこに当日の持ち物が書かれているので、そこから何が出そうか類推するしかありません。

ちなみに私が受験した2015年・2016年は「鉛筆素描」とだけ紙に書かれていました。わかるのはこのくらいです。

 

 

アートウェーブ オリジナル擦筆(さっぴつ)セット No.3

アートウェーブ オリジナル擦筆(さっぴつ)セット No.3

 

 

 

 

どのようなモチーフが出題されているかから類推する

過去にはいろいろ変なものもモチーフとして挙がっていますが、近年の傾向ではこのようなものがモチーフとして提示されています。

  • 入手が簡単で、安価なもの
  • 廃棄しやすいもの(主に燃えるゴミで廃棄可能なもの)or 使い回しのできるもの

 

実際、図工実技の際は、試験室の前にゴミ袋が用意されており、試験が終わり次第試験官や係員はモチーフをゴミ袋にいれて処分しています。

 

このことから、比較的安価で大量に購入しやすい、余らせても大学内で消費できるものが出題されやすいとわかります。安価で大量購入が容易、かつ大学内で消費できるものと言えば、つまり紙コップだとか紙皿だとか、折り紙の銀紙だとか、ただの白いコピー用紙だとかです。そして、実際にこういうものが頻繁にモチーフとして提示されます。

 

個人的にはトイレットペーパーは格好のデッサンモチーフだと思うのですが、今のところトイレットペーパーが出た年度はありませんからね。どうなるやら。

 

デッサンの練習にあたっては、

  • 紙製品
  • 金属光沢のあるもの(スプーン、クシャッとかるく丸めたアルミホイルなど)
  • 透明なもの(ペットボトル、グラスなど)
  • 自分の体(手、顔、足)
  • 鶏卵

を練習しておけばいいでしょう。

これらを練習しておけば、試験当日にちょっと変わった課題が出たとしても、どうにか対応できるはずです。

 

 

美術教室などに通うべきか

お金と時間に余裕があるならば、美大予備校に問い合わせをしてデッサンを何度か教えてもらうのが一番いい方法です。

受験者の中には、いわゆる「カルチャースクール」の「デッサン教室」ようなところを探して受講したり、近所の小中学生向けの絵画教室で教えてもらうなどの対応をしている方もいます。

 

このような美術教室に通うメリットとしては、

  • プロから直接アドバイスをもらえる
  • 鉛筆の削り方(デッサン向け鉛筆は削り方が特殊)や練ゴムの使い方から教えてもらえる
  • プロに手を入れてもらうことで、どのように描けばいいのかその場で確認できる

などが挙げられます。

 

他には、図書館からデッサンの本を借りてきて本を見ながら模写したり、Youtubeのデッサン動画を見て学んだりなどの工夫をされている方もいます。

自分の状況に応じて、プロから学ぶのか、それとも独学で頑張るのかを決めてください。

 

 

2016年までは実技図工は採点が厳しかった

これはあくまでも私自身の感覚ですが、実技図工は採点が厳しいです。

 

また、例えば実技音楽なら「大きな声でしっかり歌えれば良い」体育なら「バスケットボールのシュートが10回決まれば良い」などと、ある程度の合格ラインがわかっているため対策がしやすいのですが、図工は「何をどう描けば及第点が取れるのか」がまったくわかっていません。

 

受験者や過去の合格者・不合格者と話す機会があっても、実技図工だけは「何をどうやれば合格できるのか」が見えてこないのです。

そういう意味で、実技図工は対策がやりづらい科目です。

 

 

2017年の試験から変化したこと

2017年の試験から、実技図工には「記述問題」が課されるようになりました。2016年までのデッサンは60分の試験時間でしたが、2017年以降は90分となりました。試験の課題のデッサンをすることに加えて、どのような意図があるのか、描く過程でどのような点に注意したか、どのようなところを工夫したかなどを述べさせるようになりました。

この「記述」が加わってから、図工も音楽や体育などと同様に、比較的高い点が出せるようになりました。

小学校の図工では、絵を描いたり工作をしたりしたあと、必ず「鑑賞」という授業が行われます。どのようなイメージをもって作品を制作したか、工夫した点はどこかなどをそれぞれの児童に記入させた上で発表をしたり、誰の作品のどんなところが素晴らしいかを書かせたりします。

小学校教員資格認定試験の実技図工においても、この「鑑賞」の要素を取り入れるようになったのだと思われます。

 

したがって、デッサンの練習をする場合は、100~200字程度の少量で構いませんので、自分がどのような意図を持って絵を描いたか、工夫した点はどこかなどを簡単に述べる練習も合わせて行うと良いでしょう。

 

 

小学校教員資格認定試験の受験者ができること

受験者ができることは、

  • 時間があるときにとにかく描く
  • 自分の絵を誰か(プロ)に見てもらい、評価をもらう
  • 工夫した点などを簡単に述べられるようにする

ということです。

 

できるだけ安価に、自分のデッサンのアドバイスをもらいたい場合は、

www.toyobi.com

こちらのサイトを利用してみるといいでしょう。

利用申請をすれば、週に1作品のみ、自分のデッサンについて無料で講評をもらうことができます。また、巧拙を問わず多くの方のデッサンを見ることができるので、自分のデッサンと比較したり、他の人のデッサンの良いところを”盗む”こともできます。

 

 

私の場合はどうだったか

私は近所の美術教室に通って週に1回デッサンをしていました。ところが、2015年の試験は50点台、2016年に至っては48点でした。

最後に、参考として、下手ですが私の描いた絵をいくつか挙げておきます。

 

 

ガラスのコップと白い布巾、ガラス製のおはじき

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石膏人物像デッサン(鉛筆ではなく木炭を使用)

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鶏卵の想定描写

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