Cocoです!
この記事は家庭教師の先生向けに書いています。
家庭教師の個人契約サイトに自分のことを掲載したものの、なかなか問い合わせが来なかったり、応募しても選ばれなかったりしますよね。
今回はそんな家庭教師の先生がとるべき戦略について書いていきます。
- 個人契約では自分の「ウリ」が大事!
- 個人契約の家庭教師ではターゲットを絞る!
- 生徒獲得には簡潔かつ必要十分な自己PRを書く
- 家庭教師の案件に応募するときに
- 家庭教師の自己PRの書き方で悩んだら
- 個人契約の時給設定
- まとめ
個人契約では自分の「ウリ」が大事!
私の場合、家庭教師は、あくまでも「副業」の位置付けです。それでも、一度募集をかけると、基本的には枠が全て埋まってしまうような状態になります。
それはなぜかというと、家庭教師の募集サイトのプロフィールと、自分の得意分野を極限まで絞り込んだからです。
家庭教師の個人契約サイトを見ていると、有名大学出身の先生がたくさんおられます。見ていてびっくりするようなラインナップです。
私はというと、1つ目の大学は一応国公立大学でしたが…そこは中退しています。
2つ目の通信制大学はうっかり学費を払いそこねて除籍になりました。
ですので、生徒さんの募集という観点で考えると、どう頑張っても学歴で勝負はできないんです。学歴で勝負しようと思ったら、一瞬で勝敗決まりますからね。
でも、私は生徒の募集をかければ、だいたい2ヶ月以内に枠はすべて埋まります。
今年度も募集を始めてから2ヶ月ほどでほとんど枠が埋まってしまいました。
また、個人契約のサイトから「家庭教師の先生を探しています」という家庭からの募集に応募した場合も、応募した案件の8割くらいは受任できます。
それはなぜなのか?自分なりに考えてみました。
私の場合、個人契約サイトに登録するにあたって、
- 何を書けば家庭にアピールできるのか
- どう書けば私の特徴や指導方針を理解してもらえるのか
じっくり考えながら、紙に自分自身が今までにやってきたことを書き出していきました。
例えば私の場合はこういう感じです。
- 現役大学生時代は、中高一貫校在籍の生徒の学習フォローが中心
- 医学部予備校の学習フォローもしていた
- 英語、数学の指導がメイン
- 塾で教えていた(いる)ときも、算数・数学の指導がメイン
さらに、同業者仲間からこんなことを言われたことを思い出しました。
”女性で数学を教えられる人は多くないから貴重だよね”
5教科オールマイティーの指導にするより、実は教科を絞って募集をかけたほうが依頼がきやすいです。
中学生の場合は英語+数学くらい。
高校生なら文系科目に絞る、理系科目に絞るなど。
自分は「英語特化の先生です」「数学特化の先生です」と、科目を絞り、それを売りにすると家庭からの問い合わせがきやすくなります。
個人契約の家庭教師ではターゲットを絞る!
次に行ったのは「ターゲットの絞り込み」でした。
こちらも「教科」と同様、小学生から大学受験まで”手広くやっている”というよりは、グッと客層を絞り込んだほうが、集客できると考えたからです。
私の場合、過去に一番多く指導をしてきたのが中学生だったので、中学生の指導を主軸に行うことにしました。
とはいえ、高校受験指導なんて、正直なところ「どの先生でもできる」んです。
結局ライバルが多くなるので、生徒の争奪戦になることは避けられません。
そこで、私はさらに客層を絞り込みました。
- 学力の低い生徒
- 不登校、発達障害等の生徒
家庭教師の派遣業者に登録していた頃、業者の担当者からこんなことを言われました。
”家庭教師を依頼する生徒のほとんどは、学力が低すぎて塾のカリキュラムにさえついていけない”
だからこそ、私は学力のきわめて低い中学生の指導を主軸に置くことにしました。
私が指導しているのは、主に、5教科500点満点で150点未満の生徒です。過去には5教科の合計得点が40点、という生徒さんもいました。
一般的に、家庭教師の先生方は合格実績やどれだけ成績を伸ばしたか、などの実績をPRします。その場合、地域で一番手・二番手の進学校など、合格実績も非常にすばらしいのです。
一方、私の場合は、きわめて成績の低い層をターゲットにしていますから、合格実績を書いても偏差値40前後の高校名がズラーっと並ぶわけです。
しかもPRには堂々と「5教科合計150点未満の生徒を主に指導」「100点未満の指導経験豊富」などの文言を書いていました。
こうすると、必然的に高学力の子どもをもつ保護者は私に家庭教師を依頼するのを避けます。
逆に低学力の子どもを抱えている保護者さんからすると「点数低い生徒でも受け入れてもらえる先生だ」と思ってもらうことができます。
生徒獲得には簡潔かつ必要十分な自己PRを書く
自己PRはだらだらと長く書いても意味がありませんし、逆に短すぎてもいけません。
長く書いても家庭の保護者はたいてい読んでいませんし(いやほんとに)、短すぎてもこちらの人となりがわかりづらいので、可能な限り簡潔に書くことを心がけました。
私は文章をだらだらと書くのではなく、項目ごとにわけて書くことを心がけています。
- 学歴
- 指導歴
- 指導実績
のような感じで、項目をわけ、1つ1つを簡潔に書くことを心がけました。
こうすると、家庭教師を依頼する家庭側は、必要な情報を自己PRから探しやすくなるからです。
その家庭によって見ているところは異なりますが、長くダラダラと書くよりは、項目にわけて書いていったほうが、依頼者が探しやすい情報をより容易に探し出すことができます。
私の場合、各項目は目安として300字以内で述べるようにしていますが、特にアピールしたいことがある場合は、もっと長めに記述したり、さらに項目を増やして述べたりもします。
また、進学実績などについては、絞り込んだターゲットに合わせて書くのが望ましいです。子どもの学力が低くて悩んでいる保護者の方に、地域一番手レベルの進学実績はほとんど必要ありません。
全日制高校に入れるかどうか怪しい、もしかしたら定時制高校や通信制高校を検討したほうがいいのかも、と悩んでいらっしゃる保護者に対して、地域一番手・二番手レベルの進学実績を掲げても、「うちの子には夢のまた夢」ってなりますよね?
だから、ターゲットを絞ったら、進学実績もターゲットに合わせた内容を書くことが必要だと私は考えています。
家庭教師の案件に応募するときに
家庭教師の案件に応募するときには、必ず簡単な自己PRを添えています。自己PRは、応募する案件の内容に応じて柔軟に書き換えます。
例えば、高校受験を目指している生徒の案件に応募する場合。
合格実績はその生徒が住んでいる地域の高校だけを記述したり、大学受験で文系の生徒さんだった場合は、文系学部の合格実績だけを記述したり、というようにです。
応募時にはテンプレートを作成して、それを使い回す、というのももちろんひとつの方法でしょう。でも私の場合はテンプレートを使い回すということはしません。
ネットの向こう側にいるのも同じ”人間”なので、ライバルが多くてもきちんと見て、読んで、その上で依頼をいただけるような自己PRを書くことを常に心がけています。
家庭教師の自己PRの書き方で悩んだら
同じように、生徒さんを探している別の先生方のプロフィールをたくさん見てみることをおすすめします。
中にはとても魅力的な書き方をしている先生もいるので、そのような先生を見つけたら、最初は魅力的な自己PRを書いている先生の文章を真似て(自分用にアレンジして)書いてみるところから始めましょう。
個人契約の時給設定
時給の設定に関しては、近隣の家庭教師の先生の時給を参考にしながら決めるといいです。
プロの場合はかなり高めの時給設定になっていますが、学生講師はだいたい時給1500円~2500円程度を希望になっていることが多いです。
時給に関しては地域差がありますので、個人契約サイトのライバル(他の講師)がどのくらいの時給設定にしているかを確認してから設定しましょう。ライバルより高すぎても安すぎても、依頼は来なくなってしまいます。
ちなみに、私はあくまでも「副業」として家庭教師をしているので、中学生は時給2000円固定で行っています。
まとめ
家庭教師の生徒を個人契約で募集する場合、ターゲットや教科を絞り込むこと、そして自己PRをしっかり書くことなどが必要です。
生徒を探している先生は多いので、ライバルに勝つためにはどうすればよいかを常に考える姿勢が大切です。
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