Coco's Life

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効率良く勉強しよう!小学校教員資格認定試験・一次試験の対策方法

こんにちは!Cocoです!

 

社会人から小学校教員を目指す場合に、私が利用をおすすめしたいのが「小学校教員資格認定試験」です。合格率は決して高くはありませんが、最短で1年、たった25,000円で教員免許が取得できる方法です。

 

この試験、受験者が毎年1000人前後と少なく、なかなか情報を集めることができません。

そこで、私が受験し、合格したときに

  • どのように科目選択をしたか
  • どのように勉強をしたか

 などに焦点をあてて、書いていきます。

 

 

 

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小学校教員資格認定試験ってどんな試験?全体の流れをざっくり解説! 

www.cocodailylife.work

 

 

小学校教員資格認定試験・一次試験の概要

小学校教員資格認定試験の一次試験は、全7科目です。

「独立行政法人教職員支援機構」のサイトを見ると、受験科目がかかれていますが、 

  • 「教科及び教職に関する科目(1)」…いわゆる「教職教養」
  • 「教科及び教職に関する科目(2)」…いわゆる「小学校全科」10科目中6科目選択

で、合計7科目受験することになります。

 

また、受験要項にも書かれていますが、「小学校全科」の選択科目は、二次試験の実技に使う科目を選択しておく必要があります。

 

※本ブログでは、ここから先、教科及び教職に関する科目(1)のことを「教職教養」、教科及び教職に関する科目(2)のことを「小学校全科」あるいは「全科」と記載します。

 

 

小学校教員資格認定試験・一次試験の合格ライン

一次試験の合格ラインは

  • 教職教養が6割以上
  • 小学校全科6科目の合計が6割以上

両方を満たしていれば合格です。

 

教職教養も、小学校全科も、すべて1科目につき20問、1問5点の問題です。

 

教職教養はたった1科目で6割を超えなければなりません。

いっぽう、小学校全科は、全6科目600点満点で、360点取ればいいのです。例えば、90点、80点、80点、40点、40点、30点でも、合計360点ですので小学校全科はクリアできます。

 

全科については、全科目が6割以上でなければならない、ということはないので「全科目まんべんなく点が取れることを目指す」というよりは、  

  • 得意科目で点を稼ぎ
  • 得意科目で不得意科目の点数をカバーする

という方針で学習計画を立てたほうが合格に近づきやすくなります。

 

特に、社会人の場合、仕事があったり、家庭があったりしますよね。だから、まとまった学習時間を捻出することはなかなか難しいです。勉強しようと思ったら幼い子どもが泣き始めたり…よく聞きます。

 

学生に比べて「自分の時間」を持つことが難しいのが社会人。だからこそ、「少ない時間」で効率よく勉強を進めていくこと。これが社会人にとってはとても大切なことなんです。

 

 

とっても大事!一次試験の科目選択をどうするか

受験科目を決める前に、最初に私が行ったことがあります。

それは、教員資格認定試験|NITS 独立行政法人教職員支援機構に掲載されている一次試験の過去問を全て解く、ということです。

ウェブサイトでは、5年分の過去問を閲覧することができます。(一次試験については、解答もサイト内にあります)

 

「小学校全科」の過去問を見ると、ほとんどの科目の試験問題は、

  • 前半10問は「学習指導要領」「学習指導要領解説」からの出題
  • 後半10問は一般常識(高卒レベル)

という内容で構成されています。

 

前半10問は「学習指導要領」「学習指導要領解説」などの勉強をしなければなりません。つまり、教員採用試験向けの参考書や問題集で覚えたり、実際に問題を解いて理解できたか確認したり、そういった学習が必要になるわけです。

 

ただ、後半10問に関しては、あくまでも「一般常識」からの出題です。すなわち、すでに自分の中に知識があるならば、ノー勉でも余裕で点が取れるのです。

 

このことから、私は受験科目を選択するにあたって、 

  1. すべての科目の後半10問を5年分解く
  2. 科目ごとに平均点を出す
  3. 平均点の高かった順に科目を選択する

という方針を取りました。

 

こうすると、後半の一般常識10問で点を稼げる科目が集中するため、前半の学習指導要領を学習する時間を削減できます。

 

 

一次試験の科目選択で私が考えたこと

科目を選択するにあたって、まず除外したのは社会と体育でした。

 

社会科は私があまり得意ではない科目だからです。日本史や日本地理はまだ答えられましたが、世界史や世界地理、公民を出題されると対応できません。

社会の「一般常識問題」はかなり広範囲に及ぶため、社会を選択するのは避けることにしました。

 

体育を選択肢から除外した理由。それは、一次試験の「体育」は、一般常識問題がほぼ存在せず、試験の8~9割が、「学習指導要領」「学習指導要領解説」からの出題だったから、というのが大きいです。つまり体育を選択すると、学習指導要領を覚える時間を捻出する必要が生じるからです。

 

また、私は二次試験で体育を選択しないつもりでした。こういった点から、体育を選択するのは避けました。(二次論述で体育を選択する場合は体育は必ず取ってください)

 

次に悩んだのは理科と家庭科、どちらを選択するか、でした。

理科は生物と化学が多ければ点が取りやすかったのですが、物理や地学はさっぱりだったからです。家庭科は年度によって後半の難易度のばらつきが大きく、点が安定しませんでした。

 

結局、これから物理と地学の勉強をするのなら、運を天に任せようと思い、家庭科を選択することにしました。

 

一次試験で私が選択したのは、国語、算数、音楽、図工、家庭、生活の6科目です。

このうち二次試験で使う科目は算数(論述)、音楽(実技)、図工(実技)でした。

 

関連記事はこちら>>>

小学校教員資格認定試験・一次試験の科目選択に関する合格者からのアドバイス

 

 

小学校教員資格認定試験・一次試験の勉強方法を書く前に

小学校教員資格認定試験の一次試験は、全てマークシート方式です。つまり、インプット学習を重視することで対応できます。むしろアウトプットする時間があるならば、インプットに時間を使った方が効率よく勉強を進められます

 

下の「教職教養編」でも書いていますが、認定試験の過去問は「模試」の代わりに利用し、過去問をしっかりやりこんだことは一度もありません。

 

過去問は過去問であって、同じ問題は二度と出題されません(※注)。そのため、私はあくまでも過去問は「模試」として利用し、基本は過去問以外の書籍を使って対策をしていました。

 

(※注)二次論述の算数に関しては、過去問と同一の内容が再度出題されている年度があります。

 

 

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一次試験の勉強方法

1.教職教養編

私が使っていた参考書や問題集は主に、

 

でした。

中でも、LECの「これだけ覚える」は、本がぼろぼろになるくらいまで繰り返し読みました。

 他に、気が向いたときだけ教員養成セミナー(教員採用試験受験者向けの雑誌)を購入していました。

 

最初は、ランナーと精選実施問題をメインで周回させる予定でした。でも、どちらも分厚く量が多いので「周回」そのものが難しかったのです。

 

文科省サイト(当時)の過去問は、模試の代わりに月1回程度解いていました。でも、受験2ヶ月前の7月時点で、40点しか取れていないような状況でした。

 

さすがにこのままではマズいと思い、小さくて持ち運びが便利なLECを買い足しました。これは常に鞄の中に入れて持ち運び、ほんの5分ほどでも時間があれば、とにかく読みました。

 

8月は通信制大学のスクーリングだの用事だので外出する機会が多かったので、 

  • 大学の講義開始前に2ページ読む
  • 昼休みに1ページ読む
  • 電車の中で10ページ読む

という感じでただひたすらLECを読み進め、一次試験までに15周ほど周回させました。

 

LECの参考書は、重要度別にA、B、Cの3段階でランク付けされています。その中で、重要度Cは飛ばして、AとBだけを周回させました

1冊丸暗記が理想でしたが、試験まで2ヶ月を切っていて時間がなかったこと、重要度Cの部分には認定試験では出ない同和問題なども掲載されていたことが理由です。

 

これが功を奏して、一次試験直前の過去問模試(自分で実施)ではどの年度も合格ラインを大きく超えました。実際の試験でも、H27年度の試験では80点、H28年度の試験では90点を取っています。

 

ただ、この勉強方法には1つ欠点があります。

私はLECの教職教養を回していましたが、LEC教職教養には道徳や特別活動などが載っていません。これらが載っているのはLECの「小学校全科」の方です。

 私はこれらの項目を考慮せず、ひたすら教職教養だけを回し読んで、一次試験の受験中に気づきました。

「あ、道徳も特別活動も勉強してなかった…」
って。気づくの遅い(笑)

 

これから受験される方で、私のようにLECを回して覚えようという方がいらっしゃったら、ぜひ「小学校全科」の方も購入してください。「全科」の3項目のところだけコピーをとり、教職教養の本に挟んでおくことをお勧めします。

 

ちなみに、多くの認定試験受験者は、教員採用試験対策参考書 2 教職教養II(教育心理・教育法規) オープンセサミシリーズ (東京アカデミー編) を使って対策を行っています。

 

どちらを使うかは好みです。ただ、東京アカデミーの参考書はB5版で大きく、さらに分冊になっています。

私は何冊も買うのが面倒なのと、持ち運んでとにかく何周も読んで覚えたかったので、小さく1冊で完結するLECを愛用していました。

 

 

2.小学校全科編

 私が使っていた参考書や問題集は主に

 

でした。他に、気が向いたときだけ教員養成セミナーを購入していました。

 

小学校全科については、科目選択のときに、過去問の後半のみ解いて平均を出しています(国語や図工は著作権の関係で掲載されていない問題もありますが)。

その中で、特に点の高かった国語、算数、生活、音楽は、私の場合は後半でほぼ満点が取れるため、ほとんど対策をしませんでした。

 

家庭科と図工は点が低い年度がありました。

家庭科は波が大きく、年度によっては高得点を狙えそうですが、年度によっては撃沈しそうな雰囲気でした。

図工は安定して点が取れない(笑)ので、家庭科と図工は学習指導要領部分と常識問題を7:3くらいの配分で勉強しました。

 

勉強方法は、教職教養と同様にLECを回して読むこと。さらにランナーを該当科目のみ2周ほどやりました。私の場合は2科目だけ対策すれば良かったので、そこまで勉強の負担はありませんでした。

 

2015年度は家庭科が難しい年で、受験直後の手応えは30点あるかないかでした。図工は多少易しかったので6割はありそうな感じでした。

 2016年度は家庭科が易化、図工が難化してひやひやしました。他の科目が80点90点取れているので、全科は得意科目で点を稼いで苦手科目をカバーする作戦でうまくいきました。

 

ランナーの小学校全科は(生活科以外は)とても優れています。例えば、学習指導要領に載っている「各学年の目標」は、学年ごとに少しずつ文言が変わります。

「音楽」の場合(旧指導要領より)、

  • 低学年「楽しく音楽にかかわり~」
  • 中学年「進んで音楽にかかわり~」
  • 高学年「創造的に音楽にかかわり~」

のようにです。

 

その「楽しく」「進んで」「創造的に」など、学年によって変わっている箇所を抜き出して、この言葉が含まれているのは低・中・高学年のどれか、というような問題を掲載したコーナーがあります。

 

このような違いは認定試験でも問われやすい箇所なので、ランナーの該当箇所を使って対策しました。

 

 

小学校教員資格認定試験・一次試験対策にかけた時間

私は、とにかくこの試験に合格することが目的だったのと、仕事が忙しかったことから、効率重視で勉強をしていました。

 

4~7月は週あたり2時間程度の勉強時間でした。8月は追い込みで空き時間を見つけては勉強していましたが、それでも週6時間ほどだったかと思います。

全科の後半問題で得点が難しい場合は、もっと勉強に時間を割かなければならないと思います。

 

これだけ覚える教員採用試験 教職教養〈’20年版〉 (合格のLEC)

 

 

常識問題で点数が取れない場合の対処法

「小学校全科」の後半10問の知識がなさすぎて後半で得点できる自信がない、というかたは、少々学習時間は必要ですが「前半10問(学習指導要領・解説から出題)」を念入りに勉強して覚えてください。

 

仮に後半の常識問題がわからなくても、前半の10問を落とさずに解答できたならば、後半はたった2問だけ正解できればいいのです。

小学校教員資格認定試験の一次試験は4択ですから、勘でマークしたとしても、2問くらいはなんとか正答できるはずです。

 

また、常識問題に自信がない場合、選択科目に「体育」を含めることをおすすめします。なぜなら、一次試験の体育は、15~18問は「学習指導要領」「学習指導要領解説」からの出題だからです。

 

 

小学校教員資格認定試験・一次試験対策のまとめ

小学校教員資格認定試験・一次試験の対策は、

  • 出願前に「小学校全科」の後半10問を解く
  • 得点率(平均でOK)の高い順に科目選択をする
    (二次試験で必要な科目は一次で必ず選択する)
  • 「教職教養」に重点を置いた勉強をする

が、すべての方にやっていただきたいことです。

 

また、

  • 後半10問がノー勉でもいけそうな場合…必要に応じて学習指導要領・解説を覚える。
  • 後半10問での得点が厳しい場合…学習指導要領・解説をがっつり覚える(体育選択推奨)

という形で「小学校全科」の対策を行えば、より確実に合格に近づけますよ!

 

 

実際に一次試験を受けてみた体験談はこちらの記事へ

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小学校教員資格認定試験・二次試験の概要はこちらの記事へ

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