Cocoです!
私は塾の他に家庭教師もしています。いくつか個人契約の家庭教師サイトを利用して集客しています。
個人契約の家庭教師サイトを生徒さん側が使うとき、どのような内容を書けば、より条件の良い先生からオファーがあるかについて、家庭教師の視点から書いていきます!
- 個人契約の家庭教師で先生が欲しい情報とは
- 個人契約家庭教師の目安の時給
- 個人契約家庭教師の自宅からの距離
- 個人契約家庭教師に依頼する指導科目
- 個人契約家庭教師の指導時間や指導頻度
- 家庭教師に対するその他の要望
- 【注意】生徒が年頃の女の子の場合の家庭教師はどうするか
個人契約の家庭教師で先生が欲しい情報とは
家庭教師の先生側は、個人契約サイトに書かれた求人情報の、どのようなところを見ているのでしょうか?
私の場合は主に
- 時給
- 自宅からの距離
- 指導科目
- 指導時間や指導頻度
- その他の要望
の5点を見て、その求人に応募するかどうかを決めています。
これは先生によって多少異なりますが、だいたいどの先生もこんなところかと思います。
個人契約家庭教師の目安の時給
家庭教師の先生を依頼する際の時給については、住んでいる地域や生徒の学年、家庭側の目標・要望などにより多少異なります。
ただ、多くの地域では、以下の金額を目安にしてみると、比較的オファーが来やすいです。
- 小学生(非中学受験):時給2000円~
- 小学生(要中学受験):時給3000円~
- 中学生(非受験学年):時給2000円~
- 中学生(受験学年/中高一貫在籍):時給2500円~
- 高校生(非受験学年):時給2500円~
- 高校生(受験学年):時給3000円~
- 社会人:時給2000円~(難易度による)
このくらいの金額、あるいはこれ以上の金額だと、先生側としては「家庭教師会社」を通して仕事を取るよりも、個人契約で仕事を取ったほうが時給が高く、メリットがあるのです。
逆に言えば、これより安い金額だと「家庭教師会社」を通して依頼しても変わりません。むしろ、何かあったときの後ろ盾がないぶん、損をすると考える家庭教師の先生も多いです。
家庭教師会社を通した場合、何かあったときに別の講師を手配してくれたりなどのメリットが講師側にはあります。個人契約で仕事を取るよりも会社を通したほうが講師のメリットは大きくなるので、求人があっても応募することを控える、という状況が起こりやすくなります。
個人契約家庭教師の自宅からの距離
家庭教師側にとって、自宅から、もしくは通学している学校や職場からの距離は、求人に応募する際の重要なファクターになります。なぜなら、家庭教師先と自宅との往復の時間は、時給に含まれないからです。
例えば私は以前、片道1時間のお宅に家庭教師に行っていました。
時給2000円で2時間、交通費は1000円頂いていたので、指導1回で5000円です。家庭教師先への往復時間は時給が発生しませんので、拘束時間は4時間。となると、往復時間を含めると、結局時給は1250円まで落ち込むのです。
別の家庭は、自宅から徒歩3分でした。徒歩で向かったので交通費はなし、時給2000円で申し受けました。この家庭の場合、往復にかかる時間はわずか6分ですので、往復時間を含めると、時給は約1900円でした。
家庭教師の求人を見ると、
- 住所:◯◯市
- 最寄り駅:△△駅
としか記載されていない案件がたくさんあります。
◯◯市と言っても、市の面積は広いので、自宅からどのくらい時間がかかるのか想定しづらいのです。また、最寄り駅が△△駅だとしても、そこから徒歩1分なのか、バス20分なのかで、交通費は変わります。
誰もが見ることのできる求人サイトですから、もちろん住所を詳しく入力する必要はありません。
ただ、家庭教師の先生側がみて、だいたいの交通費や所要時間を想像できるように、
- 住所:◯◯市××町
- 最寄り駅:△△駅(徒歩10分)
などと記載すると、より応募が多くなります。
個人契約家庭教師に依頼する指導科目
指導科目についても気をつけましょう。
これは応募したくないな、と思う案件は
- 指導科目:5教科
- 指導科目:国語、英語、社会、数学
などのように、指導希望科目が多い案件です。
もちろん、指導頻度が「週3回、1回2時間」など、比較的指導頻度の多い募集であれば気にしません。でも、多くの家庭は「週1回、1回2時間」程度の頻度で家庭教師の求人を出しますよね?
考えてみてください。
1回2時間、つまり120分で5教科を指導するためには、単純計算で1教科あたりに割ける時間は、24分しかありません。
24分で何ができるかというと、
- 宿題チェック
- 確認のための小テスト
- 小テスト答え合わせ
- 小テスト解説
くらいが限界です。
つまり、肝心の指導に時間をかけることができないんですね。
また、家庭教師の先生は、全教科オールマイティーな先生というのは少ないです。理数系は大丈夫だけど、国語は教えられない、とか、国語や英語は大丈夫だけど、数学は無理、とか。
ですので、たくさんの講師の中から「できるだけいい先生」を探したい場合、受講希望教科数をできるだけ減らして募集をかけてください。目安は、2時間指導で2科目までです。
特に高校生以上の場合、文系科目(国語、社会)と理系科目(数学、理科)を同時に指導できる先生は少ないです。その場合、文系科目と理系科目でそれぞれ別の先生を募集したほうが、先生からのオファーが来やすいです。英語についてはだいたい文系・理系どちらの先生も指導できます。
ついつい「あれもこれも」と欲張ってしまいがちですが、少し控えめに募集を出すことが肝心です。
個人契約家庭教師の指導時間や指導頻度
指導時間については、1回あたり90分以上、可能であれば120分以上を推奨します。
これより短い時間になると、「自宅からの距離」でも書いたように、先生側は時給換算で損をすることになります。家庭教師をするよりコンビニやファミリーレストランでアルバイトをしたほうが効率がよくなるのです。
指導頻度については、週1~2回という家庭が多いですが、先生側は特に気にしていないので、好きな回数で契約してください。
ただし、気をつけていただきたいのが、
- 受講希望日時を複数設定しておく
という点です。
例えば、「指導希望日時:毎週水曜日、19時~21時」と応募時に記載するよりは、「指導希望日時:月・水・金、18~22時の間で週1回2時間」と記載したほうが、多くの先生が応募しやすくなります。
多くの先生が応募しやすいということは、いい先生を見つけられる可能性も高くなるということです。
できるだけ多くの日時を書くようにしてみてくださいね。
家庭教師に対するその他の要望
ここは、先生に伝えておきたいことを書く欄です。空白にしておくよりは、生徒の情報を書いておくといいです。家庭教師の先生側は、意外とここをよく見ています。
私の場合はここの欄に書かれている内容を見て、応募するかどうか最終的に決めていました。
一家庭教師として、書いてほしいと思う情報は次の点です。
- 現状の成績(高校生ならどのレベルの高校に在籍しているか)
- 志望校もしくは目標
- 受講予定期間(決まっていれば)
- 駐車場の有無(地方の場合)
このあたりの情報を、備考欄やその他の情報を記入する欄に書いておけば、先生はどのような方針で指導していけばよいか事前にざっくり練ることができます。
もちろん、詳しいお話は面談時に行うのですが、家庭教師側としては事前に把握できているとありがたい情報です。
【注意】生徒が年頃の女の子の場合の家庭教師はどうするか
生徒さんが年頃の女の子の場合は、できるだけ同性の先生を希望ましょう。
私の場合は、家庭教師では基本的に同性の生徒さんに限って指導をしていました。
ただ、例えば女子高校生で理系科目を教わりたい場合、女性で理系科目を教えることのできる先生はそう多くありません。
その場合は、「男女どちらでも可」あるいは「できれば女性」で希望を出し、もし男性の先生が来ることになった場合は自宅のリビングルームで指導をお願いするなど配慮したほうがいい場合もあります。