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高卒からでも目指せる教員免許!小学校教員資格認定試験とは【徹底解説!】

 

Cocoです。 

高卒・社会人から小学校の教員になる2つの方法【教員免許を取ろう!】でも紹介した「教員資格認定試験」に関して、どのような試験なのか、今回は小学校教員資格認定試験の概要について書いていきます。

 

 

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小学校教員資格認定試験とは

小学校教員資格認定試験とは、文部科学省が年1回開催している、小学校の教員免許を取得するための試験です。

今は、NITS 独立行政法人教職員支援機構が主体となって試験を実施しています。

 

この試験はもともと、社会人から教員を目指す方のために作られた制度です。

合格できれば、通信制大学に通うよりも安く、そして早く教員免許を取得することができます

 

 

どんな人が小学校教員資格認定試験を受験しているの?

私が受験したのは2015年と2016年ですが、様々な世代の方が受験しにきていました。

例えば、現役大学生や社会人、専業主婦、自営業でピアノ教室を主宰している方などなど。

年齢層は大学生や20代と思われる若い方がが多かった印象があります。

とはいえ、30代、40代の方もかなりいらっしゃいましたし、中には50代以上と思われる方まで受験しに来られていました。

これはあくまでも私の感覚でしかありませんが、現役大学生が全受験者の3分の1から2分の1を占めているような感じでした。

 

 

小学校教員資格認定試験の受験資格は?受験料は?

受験資格は2つだけです。

  • 高卒以上(大学入学資格がある)の学歴
  • 20歳以上(その年の4月1日時点で)

たったのこれだけ!

 

現役大学生でも3年生や4年生は受験できます。

学歴要件もかなりゆるいので(高卒以上)、ほとんどの方がこの試験を受験する条件を満たすことができます。

受験料は25,000円と、昔に比べて少し高くなりました。

それでも通信制大学で小学校の教員免許を取得することを考えると、20~40分の1ほどの価格です。

 

 

小学校教員資格認定試験はどこで受験するの?

受験会場は

  • 宮城教育大学(一次試験のみ、二次試験以降は横浜国立大学で受験)
  • 東京学芸大学
  • 横浜国立大学
  • 静岡大学
  • 岡山大学
  • 熊本大学

となっています。

 

北海道・東北地方の方には少々不便よね。

でも関東より西に住んでいるなら、受験しやすい大学があるのではないでしょうか。

 

ちなみに北海道在住でこの試験を受験した知人がいます。

彼女は「飛行機で東京まで出てきたほうが手っ取り早い」ということで、一次試験からずっと東京学芸大学で受験していました。

(北海道の方の場合、羽田空港を使うなら横浜国立大のほうが便利かもしれません)

 

 

小学校教員資格認定試験の概要

試験は、

  • 一次試験(マークシート式、全7科目)
  • 二次試験(論述試験1科目/実技2科目/口述試験)
  • 指導の実践に関する事項に係る試験(通称三次試験:実習)

という構成です。

 

似たような試験に保育士試験があります。

保育士試験は一次試験がマークシート9科目、二次試験が実技2科目です。

三次試験はありません。

 

これだけ見ると、小学校教員資格認定試験はかなりハードな試験のように思えます。

すでに中学校や高校などの教員免許を持っている場合は、免除科目が発生します。

だからそこまでハードな試験ではありません。

 

教員免許をなにも持っていない場合は、三次試験まであるのでけっこう大変です。

(Cocoは三次試験まで経験しました)

 

関連記事はこちら>>>

小学校教員資格認定試験の二次実技・口述試験、及び三次試験を免除するために必要な書類とは?

 

(1)一次試験

一次試験は、だいたい9月1週目の土日に行われます。

試験内容は

  • 教科及び教職に関する科目(1)
  • 教科及び教職に関する科目(2)

で構成されています。

 

教科及び教職に関する科目(1)

教員採用試験でいう、いわゆる「教職教養」という範囲の試験です。

全20問(1問5点)、マークシート式の四択問題。

「教職教養」というのは、教育原理、教育心理学、教育法規、特別活動、生徒指導などの法令や、その知識のことを指します。

日本国憲法も含まれます。

 

教科及び教職に関する科目(2)

教員採用試験でいう、いわゆる「小学校全科」という範囲の試験です。

これは選択科目になっています。国語、算数、理科、社会、音楽、図工、体育、家庭、生活、英語の10科目から6科目を出願時に選択して受験します。

こちらも各20問(1問5点)、マークシート式の四択問題です。

 

「小学校全科」では、小学校の各教科の指導法(つまり「学習指導要領」や「学習指導要領解説」という教員にとってのバイブルに書かれている内容)と、基礎的な教科内容が出題されます。

基礎的な教科内容とはなにかというと、高校卒業レベルまでの、国語や算数(数学)、理科、社会などの知識問題です。

センター試験よりはずいぶん易しいので「基礎的な」となっているのかもしれません。

 

一次試験は、教科及び教職に関する科目(1)で60点以上、教科及び教職に関する科目(2)は6科目合計360点以上の両方を満たして合格となります。

 

関連記事>>>

効率良く勉強しよう!小学校教員資格認定試験・一次試験の対策方法

小学校教員資格認定試験の一次試験を受験してのアドバイス

 

 

(2)二次試験

二次試験は、だいたい10月3週目の土日に開催されています。

試験の内容は、

  • 論述試験(1科目)
  • 実技試験(2科目)
  • 口述試験

の3種類で構成されています。

 

論述試験

こちらは記述式の試験です。

選択する科目によって問題のタイプが異なります。

例えば国語なら、原稿用紙のような試験用紙が配られ、その中に600字で記述します。

算数なら、白紙の試験用紙が配られ、その中に自由に問題を解いていきます。

 

二次試験の論述試験に関する記事はこちら>>>

小学校教員資格認定試験の二次論述に算数をおすすめする理由 -

 

 

実技試験

実技試験は、音楽、体育、図工から2科目を選択します。

一次試験の教科及び教職に関する科目(2)で選択した科目のなかから、出願時に選択します。

  • 音楽:グランドピアノを使用しての弾き歌い
  • 図工:デッサン(年度によって変わりますがここ数年はデッサンです)
  • 体育:バスケットボール/サッカー/マット運動など

 

二次実技に関する記事はこちら>>>

小学校教員資格認定試験(二次試験)実技図工の傾向と対策 -

小学校教員資格認定試験(実技音楽)過去の出題と学芸大の情報をお伝えするよ -

小学校教員資格認定試験(実技音楽)攻略法

 

 

口述試験

いわゆる「面接試験」です。

持ち時間は1人7分程度、試験官2名、受験者1名の個別面接です。

(受験大学によっては試験官が3人いることもあります)

一次試験と同様、論述試験で60点以上、実技試験2科目で120点以上、口述試験でA(合格)判定の3つを全て満たせば合格です。

 

二次試験の口述試験に関する記事はこちら>>>

小学校教員資格認定試験(口述試験)の対策について -

 

二次試験に関する他の記事はこちら>>>

【小学校教員資格認定試験】難関!二次試験の傾向と対策 -

【小学校教員資格認定試験】実録!二次試験の体験談 -

 

 

(3)指導の実践に関する事項に係る試験(三次試験)

二次試験まで合格できたら、最後に「指導の実践に関する事項に係る試験」(通称:三次試験)があります。

この試験は11月中旬から下旬の平日2日間で実施されます。

実際の小学校にて試験が行われるので、平日に試験があります。

 

「三次試験」は、受験地(大学)によってどのようなスケジュール・試験内容なのかが異なります。

おおよそは以下のような内容です。

  • 授業観察
  • 講話
  • 学習指導案(教員の行動計画表)の作成
  • 小論文/レポート
  • 集団討論

過去には模擬授業があったそうですが、最近は模擬授業は試験内容に含まれていないようです。

 

三次試験に関する記事はこちら>>>

【小学校教員資格認定試験】まだ気は抜けません!三次試験の勉強方法 -

小学校教員資格認定試験の三次試験の内容と、それに関する私の考え -

【小学校教員資格認定試験対策】学習指導案の書き方に関して考えたこと -

 

 

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小学校教員資格認定試験の合格率は?

私が受験した当時、受験者は全国で1200人ほどでした。

そのうち、だいたい100~120名ほどが合格して教員免許を手にしています。

このことから、この試験の合格率は10%程度というところです。

 

10%と聞くと、難しい!!と思ってしまいますよね。

でも実際は案外そうでもありません。

一次試験と三次試験はそこまで難易度が高いわけではありません。

二次試験が極端に難しいので、二次試験をクリアできれば合格できます。

 

小学校教員資格認定試験の合格率に関する記事はこちら>>>

小学校教員資格認定試験の合格率は実際のところどのくらいなのか?調べてみたよ。 -

 

 

まとめ

小学校教員資格認定試験の出願条件は高卒以上・20歳以上と非常にゆるいです。

また、試験そのものは3次試験までありますが、1年のうち6日だけ都合をつけることができれば、誰でも受験できます。

小学校教員資格認定試験を利用すれば、仕事を退職することなく免許を取得できるという大きなメリットがあります。

だから、社会人から教員を目指したい、という方はぜひ受験を検討してみることをおすすめします。

 

関連記事はこちら>>>

小学校教員資格認定試験のまとめ